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1年後の生存率が50%以下だという難病『免疫介在性(自己免疫性)溶血性貧血(IMHA)』に罹ってしまった姫

そんな愛犬の経過を中心に、日々のアレコレを綴り始めたのが切欠のブログです

現在は、介助犬候補だったキャリアチェンジ犬のハチと、売れ残り犬 ぼたん のドタバタ日常日誌です
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2024/11/25 (Mon)
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2013/10/08 (Tue)
自己免疫性溶血性貧血と闘っている愛犬、姫の日記です。


IMHA発症後、94回目の血液検査。

項目 基準値 10/3 10/5 10/6
WBC 白血球 60~170  102/ul 450 414 523
RBC 赤血球 550~850  104/ul 133 298 203
HGB ヘモグロビン 12~18  g/dl 3.0 7.2 5.0
HCT 赤血球容積 37~55  % 9.0 21.1 14.7
MCV 平均赤血球容積 60~77  fl 67.7 70.8 72.9
MCH 19.5~24.5  pg 22.6 24.2 24.6
MCHC 血色素濃度 32.0~36.0  g/dl 33.3 34.1 34.0
Plt 血小板 20.0~50.0  104/ul 23.1 20.9 10.2


昨日から、強制給餌でAPPE缶を飲ませているのみで、もう自発的には水しか口にしてくれない。

昨夜から便に血が混ざっている様なので、検便もしてもらう。
幸いにも出血が有る、とかいう緊急性の高いものではなく、溶血した血の色素が混ざっての事らしい。
でも、大腸炎も起こしている。
発熱も、続いている。

溶血は止まってくれず、造血の方は止まってしまった。



もう、姫の体はボロボロなんだなぁ……

諦めたくなんかない。
治せるモノならば、何だってしてあげたい。
でも、突き付けられた現実に、目をつぶることはできない。
悲しいけど、悔しいけど、もう限界なんだろう。

2年9ヶ月。

3年近くに亘る闘病期間。
姫はよく頑張ってくれた。

毎日毎日たくさんの薬を飲み続け、大好きな散歩も我慢しながら。



残された限られた時間は……
せめて、できるだけ苦しくない様に、痛くない様に、辛くない様に。
願わくば、もう一度、好きな物を食べさせてやりたい。
好きな散歩にも行って。

もう一度、笑顔を見せて。

その瞬間まで、穏やかに安らかに過ごせる様に。





そんな今日。

同じ病気と闘うシェルティ、フラン君とその弟のマロン君が、お見舞いに来てくれた。

知らせを聞いて飛んできてくれた母ちゃんの実家の面々と、ジャック兄妹・陸と海も来て、家の中は急に賑やかに。

多頭飼いで常に賑やかな中で生きてきた姫だから、この賑やかさの方が楽しいんだろう。

少しでも体が楽な様にと、獣医さんに打ってもらった注射(消炎鎮痛剤と胃薬)も効いてきたか。
焼き上がった焼きいもを切り始めると、察した姫も、自力で立ち上がって、催促にやってくる。

どれくらいぶりだろう、こんな姿は。
急激に悪くなった先週以降、初めてではないだろうか。

そして、食べた。

ほんの5切れ程度だけど、食べてくれた。
嬉しそうに。

良かった!!

遠路をわざわざ来てくれたフラン君とマロン君、はっちゃけたジャック兄妹のパワーを少し、分けて貰えたね。
大好きな大好きな焼きいも、ちゃんと食べられた!



お土産で戴いたサツマイモのワンコケーキ。
フラン君とマロン君のお気に入りのお店で、特別に作って戴けたそうで、大感激です。



残念ながら姫は口にしてくれなかったけれど、ハチと陸と海は大喜びで戴きました。
人間さんも、味見と称して、しっかりと戴きました。
流石プロのお仕事、である事は勿論。
たくさんの優しさが詰められたケーキです。

フラン君、マロン君、ママさん、パパさん。
会いに来てくれて、本当にありがとう。
おかげで、姫の笑顔が見れました。
宝物な、貴重な時間を貰いました。



計画通り、夕方の散歩も行って来た。



終始ご機嫌で、しっかりと外の景色を見回して。
奇麗に、笑ってくれたね。



大好きな、姫。
もう頑張らなくても良いから、もうあと少し、一緒に居てね。





姫の病気は、まだ原因が不明とされている難病で。
対処療法として強い薬をたくさん使っての闘病になる。
それは則ち、酷い副作用との闘いでもある。

人間にも在る病気だから、願わくば、原因究明と治療法の研究が、早急に進みます様に。





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2013/10/07 (Mon)
自己免疫性溶血性貧血と闘っている愛犬、姫の日記です。


ギリギリの緊急で輸血を決行した昨日。

朝には殆ど歩く事も出来なかった姫が、よたよた頼りないながらも自力で歩いて、自分で好きな場所にまで移動して寝床を決めてます。
(あちこちウロウロと移動してます。時には、こんなシーンも……ハチは父ちゃんの枕を取って、姫はそんなハチの足を枕に、連結……)



因みに、リビングのテーブルの下にトイレシーツを敷き詰めて、一昨日の夜はそこに姫を寝かして、その横で私達も寝てました。
その時には、もう満足に立ち上がれもしなかったので、寝かせていた場所で上体を起こしたのみでベッタリ座り込んだまま、お漏らししたりしてましたけど……

輸血以降はトイレにも、自分で行けてます。



夏に大活躍していたネックシュシュ。



これ、発熱時にも大活躍です。
お熱下がったから~……
と外すと、しばらくすると、また39℃を越えてくる。
(眼圧下げる薬の所為もあったんでしょうけど……姫の最近の平熱は37.5℃くらい)
シュシュをつけてあげると、38℃くらいまでスッと下がる。

体力激減してる時なので、少しでも楽になる様に。



ただ、食欲が戻らない。

強制給餌でスープは飲ませられるけど、これはあくまでも、最低限の栄養が摂れるだけ。
体力付けていく為には、やはりちゃんと固形物を食べて貰いたい。
獣医さんも、同意見。

なんとか食べて欲しい!



そういえば、ドタバタしすぎて失念してたけど、新しい免疫抑制剤のシクロスポリンって、IMHA闘病者の集まるサイト、

   幸せのしっぽのために

で紹介されている対処法に、

『副作用である嘔吐を抑える方法として、一旦凍らせ、凍ったまま与えると言う方法があります』

と、有る。
凍らせる事により、嘔吐要因の成分(起発剤)の悪さを抑えるそうで品質や効き目には、全く影響が無い、との事。



そうだ、そうだ、そうだった!

副作用の状態見ながら、容量を調整……
なんて悠長な事を言ってられない状況なので、現在、ギリギリ上限くらいの高用量で服用中。
嘔吐は1度もしていない、って言っても、そもそも吐く程食べられてない。
というか、副作用の吐き気で気持ち悪くて食べられない、という可能性も有るのでは!?

思い立って、即座に冷凍庫に放り込む。

本日朝分の投薬から、この冷凍したシクロスポリンを飲ませる。
(それにしても、この薬、本当にデカイ……飲ませ辛い……)

更に、先日散歩に行ったら大喜びして、大量のオヤツを食べていたから……

病院へは、バギーに乗せて、歩いて行く事に。
良い気分転換になって、食べる気になってくれないかな~?

小さなタッパーにa/d缶を詰めて、手当たり次第に好きそうなオヤツも持って行ってみる。

結果としては、食べてはくれなかったんだけど……

それにしても、どんだけ散歩好きなんだろうね。



嬉しそうに身を乗り出して、外の風景を楽しんでます。
どんなになっても、外に出られる事は、良い気分転換になるみたい。



そして、IMHA発症後、93回目の血液検査。

項目 基準値 10/3 10/5 10/6
WBC 白血球 60~170  102/ul 419 450 414
RBC 赤血球 550~850  104/ul 168 133 298
HGB ヘモグロビン 12~18  g/dl 4.0 3.0 7.2
HCT 赤血球容積 37~55  % 11.8 9.0 21.1
MCV 平均赤血球容積 60~77  fl 70.2 67.7 70.8
MCH 19.5~24.5  pg 23.8 22.6 24.2
MCHC 血色素濃度 32.0~36.0  g/dl 33.9 33.3 34.1
Plt 血小板 20.0~50.0  104/ul 29.2 23.1 20.9


凄いぞ、アド君パワー!

今は、明日以降もこれを維持出来る事を祈るばかりだ。



その為にも、やっぱりご飯は大切!
うん、確かに 『気持ち悪いから食べられない』 その可能性は大きいと思う。
数値だけ見れば、これまでの姫なら、モリモリ食べられて然るべき、だもん。
と、いう事で、胃薬を注射してくれました。

1日効果が有るので、気持ち悪さが軽減されたら、少しは食べられる様になるかも。
注射後1時間程で効いてくるので、その頃から好きそうな物を何でも良いから少しずつあげてみて、と。
(食べるから、って、いっぺんにはあげたらダメだけど)

とりあえず、一部のおやつは食べてくれた!
牛紗。
a/d缶を付けてあげてみると、そっぽ向く…… (――;)

う~ん……

偏ってるけど……とにもかくにも、食べれる物食べて、体力を付けねば!



人間ご飯も、縁起を担いで、今日はカツ丼で!
カツは手抜きで、惣菜買ってきたんだけどね (;^^)ヘ..



昨日ね、放っておいたら、もう明日までは生きられない……って、絶望で押しつぶされそうで……
半泣きで電話したら、
「すぐに行くから!」
って、本当に大急ぎで駆けつけて、一斉に皆が到着してくれて。

どやどや、って、一気に待合室が賑やかになったのを見て、泣く程に安堵した。
(看護師さん達、目が点になってたけど)

今日の夕方の散歩にも姫を連れて行って。
お友達と会って。
固形物をなかなか食べてくれなくて……な筈だったのに、オヤツをしっかり貰って、楽しそうで。

帰りにはバギーを押す私に代わって、ハチのリードを持ってくれ、車まで全員で付き合って送ってくれたり。

姫はもちろん、母ちゃん達も、いっぱい手伝って貰って助けて貰って支えて貰って、この闘病生活をどうにか闘っている。



皆が居てくれたから、姫は今日も生きている。
皆が居てくれたから、私達も踏ん張れる。
皆が居てくれるから、きっと勝つ!



本当に本当に、ありがとう。





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2013/10/06 (Sun)
自己免疫性溶血性貧血と闘っている愛犬、姫の日記です。


もう最後になるかもしれない、と。
好きな事をさせてやりたくて、昨夕は、いつも皆が集まる近くまで車で行って、そこからはバギーに乗せて、散歩に出掛けてみた。

昨日の朝の時点でヘマト11.8%で、既に碌すっぽ歩けもしないのに。
それでも、ハーネスを付けてやったら、大喜びして自力で玄関を飛び出して行く。

本当に、散歩が大好きなんだよねぇ。
ずっとお留守番ばかりだったもんね。
嬉しいねぇ。



にこにこ嬉しそうなこの笑顔。

お友達ともしっかり会えて、本来は皆で分けっこする筈のオヤツを、病犬特典で大半を独り占めして食べ尽くし…… (^_^;)

いつ死んでも不思議はない様な状態には見えないよね。

本当に本当に、楽しそうで嬉しそうで幸せそうで。
帰った途端にトイレにも歩いて行けない程、グッタリと寝たきりになって。
缶詰もプリンも食べてくれなくて。

でも、やっぱり散歩には連れて行って良かったな~……
もしもダメだったとしても、本望だろう……
って、ちょっと弱気な事も思いながら。

こんな時の為にやっぱり買い置きしてある介護用療法食のAPPE缶を強制給餌。



(APPE:高カロリー、高嗜好性のスープ状の療法食です。
強制給餌:スポイトなどで舌を湿らせていく様に、ゆっくりと与えます)
1~2時間置きに少量ずつ。

昨夜から今朝に掛けて、1缶近くを飲んでくれた。

そして、まだ生きている。
もう殆ど歩けないけど、まだ姫は頑張ってる。



こういう姿、まだまだ見ていたい。

そして、IMHA発症後、92回目の血液検査。

項目 基準値 10/3 10/5 10/6
WBC 白血球 60~170  102/ul 458 419 450
RBC 赤血球 550~850  104/ul 182 168 133
HGB ヘモグロビン 12~18  g/dl 4.3 4.0 3.0
HCT 赤血球容積 37~55  % 13.1 11.8 9.0
MCV 平均赤血球容積 60~77  fl 72.0 70.2 67.7
MCH 19.5~24.5  pg 23.6 23.8 22.6
MCHC 血色素濃度 32.0~36.0  g/dl 32.8 33.9 33.3
Plt 血小板 20.0~50.0  104/ul 48.0 29.2 23.1


下がってる。
下がってるんだけど……

3日に最初の輸血をする前のヘマトが13.1%
簡易式の計算方法だけど、200mlの輸血を12Kgの子が受けると、+8%
(簡易式(犬):ヘマト1%を上げるのに 2ml/Kg を要す
正式にはもちっと面倒くさい計算式が有る)

それでいけば、3日から5日の2日間で10%程も下がっている計算になるから、5日から6日の変化が2%って、ことは、下がりかたが鈍くなってる!?



じゃぁ、どうするか?



リスクは有る。
ものすごく有る。
ちょっと発熱もしてるし(39.7℃)なにせ、とにかく、体力が無い。
最悪、輸血中にショック死する危険だって有る。

でも。
それでも。

最後のチャンスに縋ってみたい。
ヘマト9%
この数値ではもう、明日までは持たないだろう。
やるなら、今が本当に最後のチャンスだ。



診察に個人的な意見を差し挟むべきではないんだけど……と前置いて、獣医さんも
「ここまで頑張ってきた子だから、個人的には、もう1回、させてあげたい」
と言ってくれた事にも後押しされて。



連絡して、急ぎ駆けつけてくれた、大型犬が4匹。

何事か、と、居合わせたかた(チワワ連れ)は驚いていた様子 (すみません
σ(^◇^;) )

奇しくもオスばかり。
正に、姫の危機に馳せ参じる武士(もののふ)のごとく。

ぞろぞろ集った厳つい侍達に、看護師さんもしばし唖然 (^_^;)

「え……? あー……えっと……どの子から……?」

「じゃぁ、体格の大きい子から順番で」
との獣医さんの指示で、シェパードのアド君から。

ありがたいことに、一発でクロスマッチテストクリア。
献血慣れしている事も有って、350mlもの輸血に協力して貰いました。
(簡易計算法で、ヘマト23%位になる予定)


こちらの病院、看護師さんもそれなりの人数が揃っているので、基本的には保定は全てやってくれるんですが……
今日はどうしても付き添っていてあげたくて、我が儘言って、姫の輸血中の保定はさせて貰いました。

獣医さんにも言われたけど。
大型犬の数が減っている昨今で、供血協力者がこんなに集まってくれるなんて、姫は本当に恵まれてます。



帰宅後2時間。
ネックシュシュを使った事もあってか、体温は38.1℃まで落ち着いて。
朝は全く歩けなかったのが、今は自分で好きな所へ行って寝てます。

元気めいっぱいなアド君の血で、劇的復活をしてくれると良いなぁ……



駆けつけてくれたアド君(シェパ)、ロイ君(ラブ)、いち君(ハスキー)、バン君(シェパ)本当に本当に、ありがとう。
昨今では大きいだけで怖がられたり、犬種的に……顔が怖いとか言われてしまうけれど、皆、みんな、男前の素敵な侍だよ!
(洋犬ばかりだったんだけどね (^_^;)
騎士……って雰囲気じゃ無いだろう…… ( ̄∇ ̄) みたいな?)





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2013/10/05 (Sat)
自己免疫性溶血性貧血と闘っている愛犬、姫の日記です。


姫の大きさだと、200ccの輸血をしても、計算上ではヘマト8%程度しか押し上げられない。
それでも輸血直後には、多少は血色が戻っていたので、期待をしたが……

昨日の明け方には、2階から降りる階段を降り損なって転落。
幸い、どこかを痛めた様子は無かったけれど、ボンヤリしてしまっている。
以降、肉もヤギミルクも口にしてくれない。
辛うじて、介護食として買い置きしてあった療法食の a/d缶は食べてくれる。
(病院では “おかゆさん” と呼んでいるらしき缶詰)
1食1缶、1日で2缶完食してくれた。
これで最低限の栄養は摂れる。
大好きなビスケットもあまり食べないが、ジャーキーは食べる。

食べられる物を食べさせてやる。

怖くて、昨夜は1階廊下に布団を出して、姫の側で寝る。





そして今日、IMHA発症後、91回目の血液検査の結果。

項目 基準値 10/1 10/3 10/5
WBC 白血球 60~170  102/ul 564 458 419
RBC 赤血球 550~850  104/ul 231 182 168
HGB ヘモグロビン 12~18  g/dl 5.6 4.3 4.0
HCT 赤血球容積 37~55  % 16.8 13.1 11.8
MCV 平均赤血球容積 60~77  fl 72.7 72.0 70.2
MCH 19.5~24.5  pg 24.2 23.6 23.8
MCHC 血色素濃度 32.0~36.0  g/dl 33.3 32.8 33.9
Plt 血小板 20.0~50.0  104/ul 54.1 48.0 29.2


せっかくハチに頑張って貰ったけれど、思うようにはいかなかった様。

血管を酷使しているので、さすがに一昨日の今日にまた輸血、というのは負担が大きすぎるらしい。

今日は別の免疫抑制剤を試し、消化器系への副作用の様子を見てから、次を検討する事に。
嘔吐などが酷いと、反って体力を消耗してしまうので、その反応次第。

使えそうなら、再度の輸血で時間を作って治療を継続。
供血犬については、知人に待機をお願いする。
どちらかがマッチする筈だから型違いの2匹を連れてきてくれると、心強いお言葉。

後は、姫の体力頼り。

2011年1月に発症して以来、2年と9ヶ月目。
ほとんど断薬できないままに、姫はよく頑張ってきた。

もうあと少し……

って、望むのは、酷なんだろうか……?



食べられるウチに食べられる物を食べさせてやりたい。
と、気に入ってくれていた、カボチャプリンを作る。

こんなになっても、食べてくれる。



出来る事ならば……
もう少しだけ、頑張って欲しい。
出来る事、何でもしてあげたいよ。
もうちょっと、一緒に居て欲しいよ。





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2013/10/03 (Thu)
自己免疫性溶血性貧血と闘っている愛犬、姫の日記です。


発症当初みたいなV字ターン回復を期待していたけれど、今回はステロイドへの反応も鈍いらしい。
昨日は生肉には朝に少し口を付けただけで、殆ど食べず。
コンナ時の為に作り置きしておいたミートローフは、まだちゃんと食べてくれる。
(材料:肉、野菜、おから、卵なので、栄養バランス的にも、かなり良いのでは!?)
あと、バナナ。

偏ってはいるけれど、結構な量を食べてくれたので、今は良しとしよう。



そんな感じなので、輸血は避けられないだろう、と諦めて、ハチと共に病院へ。





で、肝心のIMHA発症後、90回目の血液検査の結果。

項目 基準値 9/24 10/1 10/3
WBC 白血球 60~170  102/ul 191 564 458
RBC 赤血球 550~850  104/ul 353 231 182
HGB ヘモグロビン 12~18  g/dl 9.3 5.6 4.3
HCT 赤血球容積 37~55  % 27.3 16.8 13.1
MCV 平均赤血球容積 60~77  fl 77.3 72.7 72.0
MCH 19.5~24.5  pg 26.3 24.2 23.6
MCHC 血色素濃度 32.0~36.0  g/dl 34.1 33.3 32.8
Plt 血小板 20.0~50.0  104/ul 62.0 54.1 48.0


当たって欲しくないけど予測通りだったので、すぐにハチも少量の採血して一般検査と姫の血とのクロスマッチテスト(血液交差適合試験)
問題無かったので、鎮静剤打つとこから35分くらいかけて、採血。
(これくらいなら、ハチなら鎮静無しでも大人しく出来る様に思う)


数値が数値なので、結局、ハチには頑張って貰って、200ccを輸血。

獣医さんからも看護師さん達からも、今日1番頑張ってくれたのはハチだ!
と。
鎮静剤打っちゃってるので、残念ながら病院でご褒美オヤツは貰えなかったけれど、今夜は精の付く美味しい物をしっかり食べさせてあげて下さい、と言ってもらってきました。

立てるけど、フラフラしているハチの姿は……ウチに来た当初を思い出すわぁ…… (^_^;)
なんか、よったらよったら……
でも、車には飛び乗れた。

帰宅後は、グッタリとお休みです。

朝とは逆に、姫の方はちょっと表情がハッキリしてくれた。
輸血の効果だ。



これに刺激されて、溶血止まってくれたら最高なんだけどなぁ……

因みに、姫は両腕、毛を刈られちゃってます。
実際に輸血に使ったのは片方だけみたい。

対してハチは、両腕から採血してますが、毛は刈ってません (@^▽^@)

刈るかどうかは、毛量の差なんですね~ ( ̄∇ ̄)



2時間くらいはフラフラするよ、との事だったんだけど……
ハチ、どうやら、薬が抜けるのに時間が掛かる質らしい……

夕方になっても、ぼ~っとして、ヨタヨタ (;゜ロ゜)

一応散歩にも出掛けてみたが……1Kmと行かないウチに立ち止まってしまい、引き返すことに ( ̄∇ ̄;)

ご飯はめっちゃ食べたけど(特別な日の完全生食!)それ以外はグッタリ寝っぱなし……



……うん。
次の機会が有ったら、やっぱり鎮静剤は止めて貰おう。





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■ プロフィール ■
HN:
風間
性別:
女性
自己紹介:

ハチ(オス)
ラブラドール・レトリーバー
2011年7月3日生まれ
介助犬候補として生まれるも、身体的な理由でキャリアチェンジ
2012年11月10日に我が家にやって来た
大柄だが不器用でビビリな優しい子


ぼたん(メス)
ウェルシュ・コーギー・ペンブローク
2013年3月22日生まれ
生後7ヶ月までペットショップで売れ残っていた
オヤツの為なら体格差4倍近いハチ兄ちゃんも蹴散らす食欲魔神なヤンチャ姫


★実家の犬達★

陸&海
実家のジャック・ラッセル・テリア兄妹
暴君と女帝の呼び名を冠する最強コンビ


★お星様になった先輩犬★

アリス(メス)
ラブラドール・レトリーバー
2000年11月5日生まれ
2012年9月29日没
地震も雷もへっちゃらでヘソ天で寝ていられる程、いつでもどこでも泰然と構え(すぎ……(^_^;))ていたマイペースっ子


姫(メス)
ウェルシュ・コーギー・ペンブローク
2001年7月13日生まれ
2013年10月9日没
2011年1月に『自己免疫性(免疫介在性)溶血性貧血(IMHA)』と診断を受けて2年9ヶ月に亘って闘病を続け生き抜いてくれた 『転げまわる婆』 な、お転婆老犬
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