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1年後の生存率が50%以下だという難病『免疫介在性(自己免疫性)溶血性貧血(IMHA)』に罹ってしまった姫

そんな愛犬の経過を中心に、日々のアレコレを綴り始めたのが切欠のブログです

現在は、介助犬候補だったキャリアチェンジ犬のハチと、売れ残り犬 ぼたん のドタバタ日常日誌です
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2024/04/27 (Sat)
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2017/04/10 (Mon)
自己免疫性溶血性貧血で闘病していた先代コギの姫とご縁有った闘病仲間さん達の元気な笑顔に、今年も会いに行って来ました!

メンバーは我が家の代替わりハッチャケ組、ハチに



ぼたん



一番闘病期間の長い頑張り屋アルテくん



その弟分、元気印のクルーガくん



同じく闘病仲間であり会合場所提供及び本日の主役なフランくん



その弟分、おもてなし王子マロンくん



フランくんは、今月お誕生日で10歳になります。
難病患って、大台の2桁までは生きられないかもしれない……って半ば覚悟してたから、10歳を無事に迎えられた日は感慨深かった、私たちも姫の時。
嬉しいね。
おめでとう、フランくん!



こちら、フランくんの飼い主さんが用意してくれた、グランマニエさんのわんこ用ケーキで、人も一緒に食べられます。
このケーキが美味しくて自分たちも食べられることを知っている、今日の参加犬達。
せっかくだから集合写真を~、となると、集中させるネタとしても大活躍(笑´∀`)
全員ノーリードなままで、奇跡の様な1枚が撮れました(*´∀`*)



だがしかし……

実際のところ、この1枚までの道のりは長く険しかった!

勇敢なるアルクル兄弟のパパさんがケーキのお皿係に名乗りを上げてくれて……
落とさぬように、盗られぬように、かなり必死の攻防戦(;゚ロ゚)



デカいのが早々に甘い誘惑に平伏したと安堵するのも束の間、第2波



第3波と繰り出される波状攻撃を躱し



後方支援部隊のぐるぐるが落ち着くのを待ち……



で、やっと、全員が1枚に収まりました(笑´∀`)
ケーキは人と犬とがわちゃわちゃ総出で、瞬食。
バナナケーキと抹茶ケーキ。大変に美味しかった♪



来年はアルテくんも10歳の大台。
また皆でお祝いしようね(*´∀`*)

そしてもう一つの春のイベント。
フラマロくん宅のお庭で栽培されている夏ミカン、その名もスルガエレガント狩り!
こんなに綺麗で立派な夏ミカンが撓わに実ってます。



まさに文字通りに、枝もたわわに実ってます。
ひとつ収穫するだけでたわんでた枝が跳ね上がって、その衝撃で同じ枝の実が落っこちるもんだから、キャーキャー大騒ぎでの収穫(^_^;)

このスルガエレガントで、早速マーマレードを作りました。



初めてにしちゃ、なかなか綺麗に出来上がったと自画自賛してみる。
ヨーグルトに掛けても綺麗で美味しい♪



お散歩編に続く~




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2016/04/30 (Sat)
心配されていたお天気も何とか持って……というか、基本薄曇り程度で、比較的穏やかで時折陽も射す、なかなかにオフ会日和だったのではないでしょうか、の4月最初の日曜日。
先代・姫の闘病仲間が集合しました。
(集合早々にオヤツに群がる犬達。奇跡的に全員の顔が入った!)



この2匹が、この日会いたかった子達。
シェルティーのフラン君と、ジャックラッセルテリアのアルテ君。

 

サラッサラの被毛を靡かせて走る姿の美しい美男子フラン君。



最近、目の手術を乗り越えたばかりだけど、ジャックらしい逞しさいっぱいなアルテ君。



2匹共、順風満帆、とはいきません。
最近の研究で、この子達の病気、免疫介在性溶血性貧血 (英: immune-mediated hemolytic anemia: IMHA、又は自己免疫性溶血性貧血(autoimmune hemolytic anemia: AIHA))というのは、遺伝的な素因も有る、と言われています。
まだ具体的な事は不明なままだけど、免疫応答系と遺伝的素因に環境要因(ホルモンバランス等々)が合わさるのを切欠に発症するのでは、と。
(人間用ですが 難病情報センター 参照)
因みに同じく自己免疫による病気であるリウマチの人間での発症率は人種に無関係に全人口の0.5%~1%程度なのに対し、一卵性双生児で片方が発症した場合のもう片方の発症率は10%にまで跳ね上がるそうです。

アルテ君の兄弟犬も、同じ病気を発症して亡くなりました。
(他にも血縁関係の有るワンコさん同士で同病を発症しているケースが複数確認出来ている)

生まれつき、どっかやっぱり弱いんでしょうね。
姫もそうだった様に、フラン君もアルテ君も、免疫介在性溶血性貧血意外の病気にもたびたび悩まされてます。
そういうのも含めての闘病生活。
まめまめしく体中をチェックして、短い周期で続く病院通い。
(姫は闘病期間2年9ヶ月で、血液検査回数94回。通院は平均で週1ペースでした)
物理的な負担も当然有るし、不安や恐怖という心理的な負担も有る。
でも、周囲には理解も共感もなかなかしてもらえない。
「たかが犬でしょ」
は、まぁ、割と普通の反応。
中には
「治療は飼い主のエゴだ。安楽死させて次の犬を飼え」
などと叱責までされた、なんておっしゃる飼い主さんも居る。
そういう実体験が有ると、自分に閉じこもりがちになっちゃうんですよね。
ますます鬱々と独りで悩んで不安になって、と悪循環で、これが実はかなりキツイ。

そういう不安や苦労を、吐き出し合える理解し合える、っていうだけでも気持ちが楽になる。
最初に病名を聞かされた時に「何の呪文だ!?」という感想しか持てなかった様な、知名度の低い病気なもんだから、実体験からの生きた情報の交換ってのも、物凄く、助かる。


と、いうご大層な名目も有ったり無かったり……?
でも単純に、仲間達の明るい笑顔が見れたら幸せ、みたいな(*´∀`*)

たとえばフラン君。



めっちゃ真剣な顔して見つめている先は……

オヤツでした~



で、この幸せ笑顔。



目敏くそれを見ていたアルテ君も速攻でやってくる。



こういう当たり前に普通な姿が、嬉しかったりする。


ところで……
全員ノーリードで頑張って挑戦した奇跡の集合写真!



いや、メチャクチャ苦労してまんがな!
って痕跡だらけですが……

足の間から失礼します、なシェルティーから順番に、フラン君。
その弟分、フラン君への献血を頑張った経験の有るマロン君。
姫への献血経験有りの、うちのハチ。
闘病仲間だった姫から代替わりした、ヤンチャ娘のぼたん。
アルテ君の弟のクルーガ君。
そして闘病生活の一番長いアルテ君。

ハチからクルーガ君の3匹が、若造トリオです。
特に ぼたん とクルーガ君は年齢もサイズも近いから、実に良い遊び相手。



時々ハチ、乱入(*´∀`*)

因みに、第二東名開通のお陰か、東名利用して渋滞無しな、実に快適な日帰りプチ旅行になりました\(^O^)/




今年も開催されます、介助犬フェスタ。

見る、知る、感じる、そして楽しむ!介助犬フェスタ2016

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2015/08/01 (Sat)
本当なら、7月25日のこぎっちくらぶのオフ会の写真整理が先だろ!?
ってな気もするが、今回はこれを先に。

本日は介助犬協会でのデモンストレーター講習(初級)でした。
イベント会場なんかでお仕事紹介のデモンストレーションの進行役の方ね。
所謂MC。

介助犬とはなんぞや、っていうのを紹介する人が 「知らん」 じゃお話にならないので、協会の理念とか、身体障害者補助犬法という法律の成り立ちとか意味とか、犬達そして使用者さんについて、とか。
(因みに、身体障害者補助犬法についての詳細は、厚生労働省に “ほじょ犬” というページが用意されています。

ほじょ犬

この中の、ほじょ犬情報のページには、盲導犬・介助犬・聴導犬の実働頭数なども紹介しています。
なお、介助犬は2015年8月1日現在で日本全国に74頭)

最低限知っておくべき事を教えて貰って、MCの練習もしてみて……の3日間。

最終の3日目は、実技発表も有ったりして……
発表順番、何故か私がトップバッターだよ。
呼ばれた時には、素で「へっ!?」って素っ頓狂な返事してました (;゜ロ゜)

いんやー、だってね……?
受講者12名、それが発表を前に、全員が緊張してるわけです。
緊張感に充ち満ちた重苦しい空気。
誰ひとり、ニコリともせずに顔を強ばらせて、無駄口の一つもなく、注目してくれる。
しかも全員同じ台本持ってるわけよ。
間違えりゃ即バレ。



……………………………………ん、無理! (゜д゜;)

台本、折角、ほぼほぼ暗記して行った筈だったけど。
無理だわ、コレは。

こーみえて、小心者なんです、私 (笑)

台本読み練習を父ちゃんに聞かれてたと気付いただけで、恥ずかしくて悶絶する位のヘタレですから!

最初の2行分位やった所で、諦めた。
頭真っ白けで、セリフ全部ぶっ飛んじゃったもん。
素直に、台本読んできた(笑´∀`)
そんなもんです_| ̄|○

因みに、実技練習と発表には、現役PR犬がお付き合いしてくれました。
イエローの方がキャロルちゃん、黒い方がレディちゃん。



どちらも20Kgほどしかない、小柄な女の子達。
我が家の先代ラブのアリスも24Kg前後しかなくて小柄だって思ってたけど、それよりまだ少し小さい。
……というか、何より、ハチの大きさに慣れすぎてて、めちゃくちゃに小さく感じる。
(ハチ、35Kg強。体高が65cm有って、アメリカ基準に照らしてすら、オーバーサイズだからね~(^_^;))

とまれ、こーいう場では、ワンコ達の存在が唯一の癒やしです (――;)



発表はともかくとして……講義は楽しかったです。
特に、理学・作業療法士さんの講義。
病気とはどーいうわけかご縁が強いので、良くも悪くもそれなりに色々経験してまして……

介助犬ユーザーさんで多い脊髄損傷のお話では、先日脳梗塞やったばかりの父ちゃんと重なる部分が有って、成る程納得。
父ちゃん、運動障害は全く無いけど、一部に痛覚や温感の麻痺がまだ少し残ってる。
汗のかきかたがおかしかったりして、どうもこの夏の暑さへの疲れ方が尋常じゃない……と思ってたら、副交感神経の麻痺はそういった代謝などの部分で影響出るから、そういうもんなんだそうだ、やっぱり。


関節リウマチを患った介助犬ユーザーさんも居らっしゃったそうで、リウマチとはどんな病気なのか、というのもお話戴いた。

関節が変形してめちゃくちゃ痛む病気、っていうのは漠然と知っていても、特に深くは考えた事も調べた事も無かった。

姫の病気、自己免疫性溶血性貧血と同じく、自己免疫による疾患だ、という程度の事は知ってた。
自己免疫性溶血性貧血での投薬治療では、抗リウマチ薬も、選択肢に入るから。
自己免疫性溶血性貧血でネット検索すると、抗リウマチ薬併用で一定の効果有り、という論文がヒットするので割と情報としては目にしやすくて、その程度には……

因みに自己免疫性溶血性貧血は、自分自身の免疫が、自分自身の血液(赤血球)を壊してしまう病気。
関節リウマチは、自分自身の免疫が、自分自身の関節を壊して行ってしまう病気で、 そのせいで変形や炎症が起きてしまう。

あぁ、親戚みたいな病気なんだ、って思ったら、講義にかぶりつきデス( ̄∇ ̄)

関節リウマチの方が、患者数は圧倒的に多いんですね。
人種に関係無く、全体の人口数の約0.5~1%程、日本だけで70万人以上の患者さんがいらっしゃるそうで。
30~50代での発症例が多く、しかも女性患者は男性の3~4倍。

ところが、一卵性双生児で片方が発症した場合のもう一人の発症率は10%程にまで跳ね上がるんだそうで。

まだ具体的に確認が出来ているわけでは無いけれど、遺伝子的に何らかの因子が有るのだろう、と。
で、その遺伝的な因子を持った人が、環境因子(感染、ストレス、ホルモン環境など)を受けるとそれを引き金として発症するのではないか、という説が有力、と。

ホルモン環境、が要因として考えられてるのは、妊娠・出産を切欠で発症する女性が多い為だそうだ。
成る程、女性の患者が多いのはその所為か。
妊娠・出産は当然として、女性は生理周期に合わせて、常にホルモンバランスは大きく変動し続けている。

具体的にサラッと補足すると……
脳の下垂体から分泌される卵胞刺激ホルモン(FSH)が原始卵胞を2cmほどの成熟卵胞にまで発育させ、その過程で卵胞ホルモン(エストロゲン)を分泌→卵胞が成熟し、エストロゲンの濃度が高まってくると、子宮内膜は厚みを増して→脳の視床下部に情報が伝わり、視床下部が下垂体に指令を出すと、下垂体から今度は黄体化ホルモン(LH)が分泌→黄体化ホルモン(LH)の作用で排卵。
ここまでが基礎体温のグラフでは『低温相』

卵が飛び出たあとの抜けがら卵胞は、「黄体」とよばれるものに変化して黄体ホルモン(プロゲステロン)が分泌→卵胞ホルモンによって増殖された子宮内膜の性状を、黄体ホルモンが受精卵の着床しやすいベッドのような状態に変化、維持させる。
黄体の本来の寿命が14日(±2日)。
基礎体温のグラフで『高温相』が維持されるのが、この黄体ホルモンが生産されている期間。

黄体が消退して黄体ホルモンの分泌が止まれば子宮内膜が維持出来なくなって、生理が来て、上記の生理周期が繰り返される。

妊娠した場合は、受精卵が子宮に着床するとそこからhCGホルモンが生産されて、そのhCGホルモンが黄体を維持する事で生理を止めて、それを胎盤完成まで維持します。
母乳が出るのも、その後の生理再開もホルモンの働きによるものですしね。

そんな感じで、生理から始まって妊娠出産に関わる体の変化の全てで、ホルモン環境の変化に晒され続けているわけです、女性は。
(私自身が卵巣癌経験者で、ホルモンバランスがガタガタなので、この辺の知識はそこから……)

ストレス・感染は免疫反応に影響するし。



対して、自己免疫性溶血性貧血。
犬の場合は、2~8歳の犬での発症が多く、メスの発症率はオスの2~4倍と言われる。

病気の参照サイトさん(幸せのしっぽのために さん)などの症例情報でも、自家繁殖であったりブリーダーからお迎えした子で兄弟犬との交流が有るケースで、血縁関係のある個体での発症例が複数。
ので、遺伝的な因子については、闘病経験者達の中でも実は割と疑われていた。

プロの発言には責任が伴うので、姫の闘病当時は獣医に訊ねても当然、確認が出来てない事なので分かりません、としか言ってくれなかったけど。

でも、素人が思いつく位だから、専門家が思いつかない筈が無いよね。
やっぱりちゃんと、そういう説が有るんじゃん。



そんなこんなで、ちょっとばかし(?)方向性ズレてるけど……
点でしかなかった私の経験を、今回の講義内容が繋げてくれて、物凄く興味深くて面白かったです! (;^^)ヘ..


なお、人間の場合は国内での推定患者数1500人前後。
若年層(10~30歳で女性が優位) と老年層(50歳以後に増加し70歳代がピークで性差はない)での発症例が多く、全体での男女比1:2~3人で女性がやや多い。

※ソース:難病情報センター

帰ってから改めて調べてみると、上記、難病情報センターの溶血性貧血のページでは、

c. 病因・病態
自己免疫現象の成立には、個体の免疫応答系の失調と抗原刺激側の要因が考えられるが、それぞれの詳細はなお不明である。臨床的な観察からみても、病因・病態の成立機序は単純な一元論には集約できず、複数の要因が関与すると考えられる。自己抗体の出現を説明するための考え方として次のように整理さている。(1)免疫応答機構は正常だが患者赤血球の抗原が変化して、異物ないし非自己と認識される。(2)赤血球抗原に変化はないが、侵入微生物に対して産生された抗体が正常赤血球抗原と交差反応する。(3)赤血球抗原に変化はないが、免疫系に内在する異常のために免疫的寛容が破綻する。(4)すでに自己抗体産生を決定づけられている細胞が単または多クローン性に増殖または活性化され、自己抗体が産生される。現状では、AIHAにおける自己免疫現象の成立は免疫応答系と遺伝的素因、環境要因が複雑に絡み合って生じる多因子性の過程であると理解しておくのが妥当と考えられる。その中で、感染、免疫不全、免疫系の失調、ホルモン環境、薬剤、腫瘍などが病態の成立と持続に関与すると考えられる。

との記載が有った。

医療の世界も日進月歩。
より安全に確実に、こうした病気の治療も出来る日は、きっと来るに違いない。



ちょうど、去年の今頃、姫の闘病仲間さん達との闘病座談会を開いていて。
「あれから丁度1年だねぇ。
フラン君(フラマロ☆ダイアリー さん) 2年頑張った記念だね」
って、話題に上っていた時期だったから。
色々と、感慨も深かったです。




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2014/10/13 (Mon)
台風19号が日本縦断のまっただ中ですが、本日、動物霊苑で姫の一周忌法要を営んで貰いに出掛けてきました。

生前は大勢の友達に囲まれて賑やかに暮らしてきた犬達ですから、法要も賑やかな方が良かろう、と思って昨年のアリスの法要は合同でやったので、姫も同様に、と思ってたんですが……
町内会の方の予定でどうしても外せなくて、今回は個別法要でやって戴きました。

予約は入れたものの、台風直撃コースで、とても心配したんですが……
幸いにも、この辺に最接近するのは、夜~深夜にかけて、という。
午前中の予約にしといて良かった~!
と、ともかく、出掛ける。

道中、バラバラと雨が降り出して、こりゃ、お墓の方へのお参りは無理か、と諦めていたんですが。

これまたラッキーなことに、霊苑到着時には、一旦雨は止んでいた。
台風に備えて、既に霊苑の方で全ての花を片付けて、線香立てなども落下・転落を避ける為に退避させてくれてあったので、お参りの間だけ、ささっとお供え物と線香立てて、ささっとまた片付けて、の急ぎ足でしたがどうにかお参りは出来ました。

で、本堂での読経中にまたバタバタと降って。
法要が済んで車に戻る時には、また止んで。

道中、2カ所ほど買い物に立ち寄った時も、タイミング良~く、雨は止んでました。

こりゃ、姫効果かな?
あの子が亡くなったのも、台風が来ていて大荒れ天気最中でのほんの僅かな晴れ間の瞬間だったもんねぇ。

姫ってば、最強の晴れ犬かな?



法要を営んでくれたお坊様のお話に寄れば。

亡くなった事は寂しいことだけど、でも逆に、それまでその子が生きてきた時間が有った、という事で。
精一杯生きたその時間で、飼い主さんの心を豊かにして癒してくれて、楽しい想い出をいっぱい作ってくれた。
その子が生きていたからこその、色んな物が有る筈で。

法要というのは、そうした事に感謝する為のものなんですよ。

「一生懸命生きてくれて、ありがとう」
って、お参りしてあげて下さいね。

と。



あの子は、本当に、一生懸命に生きてくれた。
9歳で最初に自己免疫性溶血性貧血(IMHA)を発症したあの時に、死んでいたっておかしくなかった。
それを、生き延びてくれた。
断薬出来ないまま、3年近くも毎日大量の薬を飲みながら、それでも力一杯生きてくれた。
さいごのさいご。
特段寝てる時間が増えたわけでもないのに褥瘡が出来はじめたのは、代謝が極端に落ちたせい。
そして、薬を増やしても輸血をしても溶血が止められなくなって、いよいよ自己造血が止まってしまって。

「あぁ、あんたの体は、もう限界なんだねぇ」

って、納得しないわけにいかなくなるまで、シッカリ頑張ってくれたね。
10月9日に亡くなってるんだけど……
9月18日にはまだキャベツの大量盗み食い。



9月24日には鹿の生骨噛み砕く力強さを見せつけてもくれた。



本当に、とことんまで頑張ってくれたね。

……なんか、姫絡みの爆笑逸話って、食べ物絡みばっか、な気がするけどね……
自分の分を瞬食しといて、



早速ハチの分を横取りに行ったりとかね。



盗み食いとか、丸かじりとか……
それは、ともかく……σ(^◇^;)

まぁ、闘病中も、色々やらかしてくれて、たくさん走って食べて、よく笑った。
結構大変だった割には、毎日よく笑った。



姫が頑張って生き抜いてくれた闘病期間中が有ったからこそ、出会った人達が居て、色んな事を学んで考えるチャンスが出来た。

ありがとうね。

本当に、心から。

ウチの子で居てくれて。
頑張ってくれて。
ありがとう。

ずっと、ずっと、大好きだよ、姫。




1年を区切りに、長く居座った“闘病生活”カテから変更します<(_ _)>
新しいカテは、“犬 親バカ” がピッタリ~?
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2014/08/28 (Thu)
先日のワクチン接種時の体重。
ぼたん、10.8Kg。
こちらは変動無し。1歳5ヶ月、もう体も安定したかな。
ハチ、35.8Kg……
いえ、太ってはいない、ちゃんと筋肉で増えてるから全く問題無い、と御墨付きは貰いました!
貰いましたが……そろそろ、私ではもう、抱き上げての自宅体重測定は困難……3歳、未だに順調に成長中……!?
(大型犬飼いの皆さん、体重測定はどうなさってるんでしょう……?)



さてさて、そのワクチン接種時ですが。
当代の2匹共が、それなりに大きくなってから、我が家に来ておりまして。
いずれも最初は周りの人間を信頼してなくて、そわそわオドオド……
でも、今回は、違いますよ~♪

まずはハチから。
「アップ」
のコマンドで診察台に自分で飛び乗り……でも方向は逆が良かったので、一度降りて貰ってもう一度乗り直し。
それをちゃんと聞いて。
注射中はいつも、私は犬の顔を自分に向けて固定するんですが、今回は処置が終わるまで、ハチはジッと私を見続けてくれた。

獣医さんもビックリ。

次の ぼたん も、もう抵抗して噛み付こうなんて素振りは微塵も見せない。
逆にウンともスンとも言わないのは、緊張しすぎかな? (^_^;)

何にせよ、2匹共、最初とは雲泥の差で、とても良い子に注射を受け入れます。

「最初が最初だったんで、実はちょっと心配してたんですが、すっかりお宅の子になりましたねぇ!
お母さんをしっかり信頼して、精神的にものすごく安定して落ち着いて (*´∀`*)
日々の努力の賜。本当に、頑張りましたねぇ!」



獣医さん曰く。
飼い主さんを信頼していて飼い主さんが制御出来る犬っていうのは、万が一の病気や怪我の際に、検査も治療もスムーズに出来る。
暴れたり噛み付いたりしてくる犬(特に大型犬は……)が相手では、してあげられることが限られてしまうけれど、ちゃんと躾けられた子ならば、治療方針の選択肢だって増えるから、出来る治療を最大限でしてあげられる。
結果的には犬自身にとっても、負担やストレスが少なく済ませてあげられる。
普段からの飼い犬と飼い主との関係構築や躾というのは、そういった点からもとても大切な事なんです。
残念ながら最近は、そういった事ができていない飼い主さんが増えてしまってます。
と、いうか、出来てる子達とそうでない子達が両極端で、中間が居なくなってきたなぁ、と感じます。

だ、そうです……

してあげたい事が十分にしてあげられない状況は、獣医さんにとっても辛くもどかしい事なんですねぇ。

無関係そうに思いますけど、普段からの犬との関わり方や躾から、既に将来の治療は開始されてるんですね。
ワンコが家族だ大切だ、と思うなら尚更に、躾についても真剣に考えなきゃいけないんだな、と改めて思いました。



さて、病院繋がりな話題。
先日の “自己免疫性溶血性貧血 座談会” で、皆で意見の一致した点。

『医者に遠慮はしない』
『任せっきりにしない』
『毎日の治療に従事するのは飼い主なので、無関心でいてはならない』

ところで、コレは人間向けの記事なんですが、参考に。
dot.asahi.com さんから転用。

『長く付き合いたい 医師が語る“理想のかかりつけ医”とは?』
日頃から世話になり、いざというときにしかるべき病院に送ってくれるのが、かかりつけ医だ。

「健康について困ったとき、とりあえず相談ができて、何らかの道を開いてくれる存在」。
“理想のかかりつけ医像”をそう表現するのは、東京都世田谷区にあるプライマリーケア東京クリニック院長の黒須譲医師。同クリニックは初期診療に特化した医療機関だ。「広く浅く」に徹し、守備範囲はかぜや頭痛から腰痛、さらにはうつなどの心療内科的症状までを網羅する。対応できるものは対応し、その域を超えたものは速やかに専門性の高い他の医療機関に紹介する、まさに医療の窓口だ。

「日本では患者自身の判断で初めから専門性の高い医師にもかかれます。しかしそれは患者の判断を土台としており、ときに間違った診断や時間の無駄、不必要な検査の温床にもなり得る。日頃からその人の基礎的な医療情報を持つ医師によるジャッジが、効率性と安全性の高い医療につながるのです」(黒須医師)

 そのためには、いいかかりつけ医を見つけておくことが前提になるだろう。では、どんな医師がかかりつけ医に向いているのか。

 医師らの意見を総合すると、(1)アクセスがいい、(2)医師間のネットワークが充実している、(3)話しやすい、という3点に集約される。

 まず(1)。どんな名医でも、困ったときにすぐに駆け込めないのでは、かかりつけ医の機能は発揮できない。

(2)は、手術や入院の必要が生じたとき、「この病気ならこの先生」と、疾患ごとに得意とする医師につないでもらうためだ。かかりつけ医自身が広範囲のネットワークを構築している必要があることを指している。

 そして、(3)が最も重要だろう。どんなに評判がよくても、会話をするだけで苦痛になる人物に自分の健康を任せるのは無理がある。何でも話せる、相性の合う医師を選ぶべきだ。

 この医師と決めたら長く付き合うこと。付き合いが長くなるほど患者のデータは蓄積され、万一の際には役立つ。「一家そろって信頼できる町のお医者さん」を見つけておきたい。

(※週刊朝日 2014年2月28日号)


もう一点。

『「セカンドオピニオン」は主治医に失礼? 医師の本音とは』
医師から診断が下されたときや治療方針が提示されたとき、他の医師の意見を聞くことが一般的になってきた。いわゆるセカンドオピニオン。その意義や重要性が広く浸透した一方で、「主治医に失礼」「心証を悪くする」といった不安から、躊躇(ちゅうちょ)する患者が多いのも事実だ。率直に言って、医師はどう考えているのだろう。2月21日発売の週刊朝日MOOK「手術数でわかる いい病院2014」の記事から紹介する。

「医師に遠慮する患者さんの気持ちはわかるし、伝わってもきます。でも、こちらはまったく気にしていないし、それで万一の見落としが防げるならそのほうがいい」

 そう言い切るのは日本医科大学武蔵小杉病院脳神経外科講師の太組一朗医師だ。もしセカンドオピニオンで異なる治療方針が提示されたら、患者の意見を尊重しながら治療方針を立てていくという。

 では、患者がセカンドオピニオンを取りたいと申し出て、医師は絶対に腹を立てないのかといえば、必ずしもそうとはいえない。一部の年配の医師や、若くても一つの術式にばかりこだわっている、言い換えれば、自分に自信がありすぎるような医師の中には、機嫌を悪くする医師が存在するのも事実だ。

 しかし、相手が医療の専門家である医師だからといって、何ものにも代えがたい健康や生命を預けるのは患者の側だ。「俺の言うこと」に従って命を差し出さなければならない理由などない。セカンドオピニオンを申し出て嫌な顔をされたら、それは医師を代えるチャンスと考えるべきだ。自分の考えだけを押し付ける医師とは、信頼関係が築けないだろう。

 あるアンケートでは、セカンドオピニオンを取った経験のある人の7~8割が、「セカンドオピニオンを取ったことで主治医(元の医師)との信頼関係が深まった」と答えている。セカンドオピニオンは「疑い」ではなく「信頼」を得る手段なのだ。

 では、どうすればセカンドオピニオンに好意的な医師と巡り合えるのだろう。前出の太組医師は苦笑しながらこう語る。

「もし『俺様の意見に逆らうのか』という医師に当たったとしたら、運が悪かったというしかない。ただ、医学部の教育でもセカンドオピニオンの重要性は刷り込まれているので、これからは“俺様医者”は確実に減っていくはず。遠慮する必要はまったくないので、どんどん尋ねてほしい」

 患者は医師に向かって高圧的な態度を取る必要はないが、医師に服従する必要もない。セカンドオピニオンは堂々と求めればいい。健康も生命も自分のもの。医師のものではないのだから。

(※週刊朝日 2014年2月28日号)


これらは、人間に限った事ではないんですね。
犬の事であっても、全く同じ事が言えるんです。

我が家でも、治療方針に迷いに迷って、もう何をどうして良いやら混乱してしまった時に、セカンドオピニオンを受けました。
アリスが亡くなったばかりの頃で、私達が精神的にぐらついてたんですね。
そのタイミングで、姫も体調崩してしまっていて……
信じてやってきた事が、急に不安になってしまって、ワケ分からなくなっちゃったんです。

快く必要なデータを用意して送り出してくれた主治医の態度とか。
別の専門家による再検証や検査や説明とか。
そういうのを経て、グチャグチャに混乱してた気持ちも落ち着いて、覚悟も改められたので、コレは本当に、受けて良かった! と思えました。
実際、主治医への信頼度も上がりましたしね。

分からない事を分からないと申し出て、説明を求める事も、そうです。

因みに、受診しても、必ずしも1発で全ての病気の診断が付くわけではありません。
人間でもそう。
例えば、咳が出て熱っぽい、って病院に行ったら、まずは普通は風邪ですね、ってなるのが一般的。
よっぽど決定的な症状でも無い限りは、いきなり珍しい病気までを疑ってレントゲンやCTやMRI撮ったり血液検査したり、とはなりませんよね。
(多くの場合には、それらの検査は無駄になってしまうので)
で、風邪の症状に効果の有る薬を処方してくれます。
診断が合っていれば、薬を飲めば、症状は軽減されていく筈です。
良くならない場合にやっと、次に考え得る病気の候補を挙げて、それに対しての検査を追加でしてみましょう、となって行くのが一般的な、流れです。
一般的ではない病気って、そういった流れを踏んで診断が付く場合が殆どです。

人間ならね、自分自身で 「おっかしーなぁ……」 と思えば、自分自身で医者に申告できます。
が、犬は、自己申告出来ません。
病院以外での様子は飼い主にしか分からず、それを医者に伝えられるのも飼い主だけ。

『処方された薬は何の為に処方されているのか、それで期待出来る効果は?』
これをちゃんと確認しておかないと、
『ちゃんと期待された効果が出ているのか否か?
その効果に対して、副作用は許容出来る範囲なのか否か?』
そういった部分を観察して、報告出来ません。
獣医さんは、飼い主さんからのその報告を元に、このままの治療を継続するのか軌道修正するのか、を考えます。

また、医者が期待するだけの効果が得られていない場合や副作用が酷い場合に、次の受診日を待つべきなのか、待たずに受診すべきなのか、などなど。
そうした判断も、結局は飼い主さんが下さなければなりません。

お医者さんは、専門的な技術と知識を持っていて、診断を下して治療方針を提示してそれに沿った薬を選択して容量を決めて処方してくれます。
でも、それを毎日指示通りに飲ませて、観察して……病状次第では、時にはご飯や水も強制給餌させたり排泄の補助したり……といった事は、やっぱり飼い主がしていかねばならないんです。
提示された治療方針の中から、最終的に選択決定するのも飼い主ですしね。

つまるところ、ペットの場合の医療って、獣医さんだけでは、成立しないんですね。
飼い主さんの果たすべき役割も、重要なんです。
飼い主と獣医とが、信頼し合って二人三脚できてこそ。

特に姫たちのIMHAみたいな、原因が不明とされていて、発症や進行のプロセスも、投薬に対する反応も、予後さえも、個々でテンデバラバラな病気では……
有効とされる薬は、これが実は結構いっぱい有る。
(一般的に常備してない様な薬まで含めて……)
その中から、どれがどの子に合って、どの組み合わせで効果が高くて、どれくらいで安定させられるのか……
なんてのは、それぞれで、やってみないと、分からない。
この子には有効だった遣り方が、あの子にも有効とは限らない。

ついでに、容態も変動が有るので。
その都度で、薬の種類や量も、変動します。
多い時には1日に10数錠もの薬を飲ませます。
どれがどの薬で……ってな管理も、飼い主がガッツリ理解してないと、対処しきれない。

そういう厄介な病気では、獣医とどれだけ密に話し合えるのか、が本当に重要になってきます。


“知らないこと” は恥ではありません。
“知ろうとしないこと” こそが、怖い事です。


できましたら、皆様の目の前で今、生きているペットちゃんが元気なうちから。
獣医さんとの関わり方に、少しでも関心を持って戴けると良いなぁ、と思います。

座談会ネタ最終回、ちょっと真面目に……長くて退屈な記事かも、でゴメンナサイ<(_ _)>




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■ プロフィール ■
HN:
風間
性別:
女性
自己紹介:

ハチ(オス)
ラブラドール・レトリーバー
2011年7月3日生まれ
介助犬候補として生まれるも、身体的な理由でキャリアチェンジ
2012年11月10日に我が家にやって来た
大柄だが不器用でビビリな優しい子


ぼたん(メス)
ウェルシュ・コーギー・ペンブローク
2013年3月22日生まれ
生後7ヶ月までペットショップで売れ残っていた
オヤツの為なら体格差4倍近いハチ兄ちゃんも蹴散らす食欲魔神なヤンチャ姫


★実家の犬達★

陸&海
実家のジャック・ラッセル・テリア兄妹
暴君と女帝の呼び名を冠する最強コンビ


★お星様になった先輩犬★

アリス(メス)
ラブラドール・レトリーバー
2000年11月5日生まれ
2012年9月29日没
地震も雷もへっちゃらでヘソ天で寝ていられる程、いつでもどこでも泰然と構え(すぎ……(^_^;))ていたマイペースっ子


姫(メス)
ウェルシュ・コーギー・ペンブローク
2001年7月13日生まれ
2013年10月9日没
2011年1月に『自己免疫性(免疫介在性)溶血性貧血(IMHA)』と診断を受けて2年9ヶ月に亘って闘病を続け生き抜いてくれた 『転げまわる婆』 な、お転婆老犬
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