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1年後の生存率が50%以下だという難病『免疫介在性(自己免疫性)溶血性貧血(IMHA)』に罹ってしまった姫

そんな愛犬の経過を中心に、日々のアレコレを綴り始めたのが切欠のブログです

現在は、介助犬候補だったキャリアチェンジ犬のハチと、売れ残り犬 ぼたん のドタバタ日常日誌です
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2014/08/28 (Thu)
先日のワクチン接種時の体重。
ぼたん、10.8Kg。
こちらは変動無し。1歳5ヶ月、もう体も安定したかな。
ハチ、35.8Kg……
いえ、太ってはいない、ちゃんと筋肉で増えてるから全く問題無い、と御墨付きは貰いました!
貰いましたが……そろそろ、私ではもう、抱き上げての自宅体重測定は困難……3歳、未だに順調に成長中……!?
(大型犬飼いの皆さん、体重測定はどうなさってるんでしょう……?)



さてさて、そのワクチン接種時ですが。
当代の2匹共が、それなりに大きくなってから、我が家に来ておりまして。
いずれも最初は周りの人間を信頼してなくて、そわそわオドオド……
でも、今回は、違いますよ~♪

まずはハチから。
「アップ」
のコマンドで診察台に自分で飛び乗り……でも方向は逆が良かったので、一度降りて貰ってもう一度乗り直し。
それをちゃんと聞いて。
注射中はいつも、私は犬の顔を自分に向けて固定するんですが、今回は処置が終わるまで、ハチはジッと私を見続けてくれた。

獣医さんもビックリ。

次の ぼたん も、もう抵抗して噛み付こうなんて素振りは微塵も見せない。
逆にウンともスンとも言わないのは、緊張しすぎかな? (^_^;)

何にせよ、2匹共、最初とは雲泥の差で、とても良い子に注射を受け入れます。

「最初が最初だったんで、実はちょっと心配してたんですが、すっかりお宅の子になりましたねぇ!
お母さんをしっかり信頼して、精神的にものすごく安定して落ち着いて (*´∀`*)
日々の努力の賜。本当に、頑張りましたねぇ!」



獣医さん曰く。
飼い主さんを信頼していて飼い主さんが制御出来る犬っていうのは、万が一の病気や怪我の際に、検査も治療もスムーズに出来る。
暴れたり噛み付いたりしてくる犬(特に大型犬は……)が相手では、してあげられることが限られてしまうけれど、ちゃんと躾けられた子ならば、治療方針の選択肢だって増えるから、出来る治療を最大限でしてあげられる。
結果的には犬自身にとっても、負担やストレスが少なく済ませてあげられる。
普段からの飼い犬と飼い主との関係構築や躾というのは、そういった点からもとても大切な事なんです。
残念ながら最近は、そういった事ができていない飼い主さんが増えてしまってます。
と、いうか、出来てる子達とそうでない子達が両極端で、中間が居なくなってきたなぁ、と感じます。

だ、そうです……

してあげたい事が十分にしてあげられない状況は、獣医さんにとっても辛くもどかしい事なんですねぇ。

無関係そうに思いますけど、普段からの犬との関わり方や躾から、既に将来の治療は開始されてるんですね。
ワンコが家族だ大切だ、と思うなら尚更に、躾についても真剣に考えなきゃいけないんだな、と改めて思いました。



さて、病院繋がりな話題。
先日の “自己免疫性溶血性貧血 座談会” で、皆で意見の一致した点。

『医者に遠慮はしない』
『任せっきりにしない』
『毎日の治療に従事するのは飼い主なので、無関心でいてはならない』

ところで、コレは人間向けの記事なんですが、参考に。
dot.asahi.com さんから転用。

『長く付き合いたい 医師が語る“理想のかかりつけ医”とは?』
日頃から世話になり、いざというときにしかるべき病院に送ってくれるのが、かかりつけ医だ。

「健康について困ったとき、とりあえず相談ができて、何らかの道を開いてくれる存在」。
“理想のかかりつけ医像”をそう表現するのは、東京都世田谷区にあるプライマリーケア東京クリニック院長の黒須譲医師。同クリニックは初期診療に特化した医療機関だ。「広く浅く」に徹し、守備範囲はかぜや頭痛から腰痛、さらにはうつなどの心療内科的症状までを網羅する。対応できるものは対応し、その域を超えたものは速やかに専門性の高い他の医療機関に紹介する、まさに医療の窓口だ。

「日本では患者自身の判断で初めから専門性の高い医師にもかかれます。しかしそれは患者の判断を土台としており、ときに間違った診断や時間の無駄、不必要な検査の温床にもなり得る。日頃からその人の基礎的な医療情報を持つ医師によるジャッジが、効率性と安全性の高い医療につながるのです」(黒須医師)

 そのためには、いいかかりつけ医を見つけておくことが前提になるだろう。では、どんな医師がかかりつけ医に向いているのか。

 医師らの意見を総合すると、(1)アクセスがいい、(2)医師間のネットワークが充実している、(3)話しやすい、という3点に集約される。

 まず(1)。どんな名医でも、困ったときにすぐに駆け込めないのでは、かかりつけ医の機能は発揮できない。

(2)は、手術や入院の必要が生じたとき、「この病気ならこの先生」と、疾患ごとに得意とする医師につないでもらうためだ。かかりつけ医自身が広範囲のネットワークを構築している必要があることを指している。

 そして、(3)が最も重要だろう。どんなに評判がよくても、会話をするだけで苦痛になる人物に自分の健康を任せるのは無理がある。何でも話せる、相性の合う医師を選ぶべきだ。

 この医師と決めたら長く付き合うこと。付き合いが長くなるほど患者のデータは蓄積され、万一の際には役立つ。「一家そろって信頼できる町のお医者さん」を見つけておきたい。

(※週刊朝日 2014年2月28日号)


もう一点。

『「セカンドオピニオン」は主治医に失礼? 医師の本音とは』
医師から診断が下されたときや治療方針が提示されたとき、他の医師の意見を聞くことが一般的になってきた。いわゆるセカンドオピニオン。その意義や重要性が広く浸透した一方で、「主治医に失礼」「心証を悪くする」といった不安から、躊躇(ちゅうちょ)する患者が多いのも事実だ。率直に言って、医師はどう考えているのだろう。2月21日発売の週刊朝日MOOK「手術数でわかる いい病院2014」の記事から紹介する。

「医師に遠慮する患者さんの気持ちはわかるし、伝わってもきます。でも、こちらはまったく気にしていないし、それで万一の見落としが防げるならそのほうがいい」

 そう言い切るのは日本医科大学武蔵小杉病院脳神経外科講師の太組一朗医師だ。もしセカンドオピニオンで異なる治療方針が提示されたら、患者の意見を尊重しながら治療方針を立てていくという。

 では、患者がセカンドオピニオンを取りたいと申し出て、医師は絶対に腹を立てないのかといえば、必ずしもそうとはいえない。一部の年配の医師や、若くても一つの術式にばかりこだわっている、言い換えれば、自分に自信がありすぎるような医師の中には、機嫌を悪くする医師が存在するのも事実だ。

 しかし、相手が医療の専門家である医師だからといって、何ものにも代えがたい健康や生命を預けるのは患者の側だ。「俺の言うこと」に従って命を差し出さなければならない理由などない。セカンドオピニオンを申し出て嫌な顔をされたら、それは医師を代えるチャンスと考えるべきだ。自分の考えだけを押し付ける医師とは、信頼関係が築けないだろう。

 あるアンケートでは、セカンドオピニオンを取った経験のある人の7~8割が、「セカンドオピニオンを取ったことで主治医(元の医師)との信頼関係が深まった」と答えている。セカンドオピニオンは「疑い」ではなく「信頼」を得る手段なのだ。

 では、どうすればセカンドオピニオンに好意的な医師と巡り合えるのだろう。前出の太組医師は苦笑しながらこう語る。

「もし『俺様の意見に逆らうのか』という医師に当たったとしたら、運が悪かったというしかない。ただ、医学部の教育でもセカンドオピニオンの重要性は刷り込まれているので、これからは“俺様医者”は確実に減っていくはず。遠慮する必要はまったくないので、どんどん尋ねてほしい」

 患者は医師に向かって高圧的な態度を取る必要はないが、医師に服従する必要もない。セカンドオピニオンは堂々と求めればいい。健康も生命も自分のもの。医師のものではないのだから。

(※週刊朝日 2014年2月28日号)


これらは、人間に限った事ではないんですね。
犬の事であっても、全く同じ事が言えるんです。

我が家でも、治療方針に迷いに迷って、もう何をどうして良いやら混乱してしまった時に、セカンドオピニオンを受けました。
アリスが亡くなったばかりの頃で、私達が精神的にぐらついてたんですね。
そのタイミングで、姫も体調崩してしまっていて……
信じてやってきた事が、急に不安になってしまって、ワケ分からなくなっちゃったんです。

快く必要なデータを用意して送り出してくれた主治医の態度とか。
別の専門家による再検証や検査や説明とか。
そういうのを経て、グチャグチャに混乱してた気持ちも落ち着いて、覚悟も改められたので、コレは本当に、受けて良かった! と思えました。
実際、主治医への信頼度も上がりましたしね。

分からない事を分からないと申し出て、説明を求める事も、そうです。

因みに、受診しても、必ずしも1発で全ての病気の診断が付くわけではありません。
人間でもそう。
例えば、咳が出て熱っぽい、って病院に行ったら、まずは普通は風邪ですね、ってなるのが一般的。
よっぽど決定的な症状でも無い限りは、いきなり珍しい病気までを疑ってレントゲンやCTやMRI撮ったり血液検査したり、とはなりませんよね。
(多くの場合には、それらの検査は無駄になってしまうので)
で、風邪の症状に効果の有る薬を処方してくれます。
診断が合っていれば、薬を飲めば、症状は軽減されていく筈です。
良くならない場合にやっと、次に考え得る病気の候補を挙げて、それに対しての検査を追加でしてみましょう、となって行くのが一般的な、流れです。
一般的ではない病気って、そういった流れを踏んで診断が付く場合が殆どです。

人間ならね、自分自身で 「おっかしーなぁ……」 と思えば、自分自身で医者に申告できます。
が、犬は、自己申告出来ません。
病院以外での様子は飼い主にしか分からず、それを医者に伝えられるのも飼い主だけ。

『処方された薬は何の為に処方されているのか、それで期待出来る効果は?』
これをちゃんと確認しておかないと、
『ちゃんと期待された効果が出ているのか否か?
その効果に対して、副作用は許容出来る範囲なのか否か?』
そういった部分を観察して、報告出来ません。
獣医さんは、飼い主さんからのその報告を元に、このままの治療を継続するのか軌道修正するのか、を考えます。

また、医者が期待するだけの効果が得られていない場合や副作用が酷い場合に、次の受診日を待つべきなのか、待たずに受診すべきなのか、などなど。
そうした判断も、結局は飼い主さんが下さなければなりません。

お医者さんは、専門的な技術と知識を持っていて、診断を下して治療方針を提示してそれに沿った薬を選択して容量を決めて処方してくれます。
でも、それを毎日指示通りに飲ませて、観察して……病状次第では、時にはご飯や水も強制給餌させたり排泄の補助したり……といった事は、やっぱり飼い主がしていかねばならないんです。
提示された治療方針の中から、最終的に選択決定するのも飼い主ですしね。

つまるところ、ペットの場合の医療って、獣医さんだけでは、成立しないんですね。
飼い主さんの果たすべき役割も、重要なんです。
飼い主と獣医とが、信頼し合って二人三脚できてこそ。

特に姫たちのIMHAみたいな、原因が不明とされていて、発症や進行のプロセスも、投薬に対する反応も、予後さえも、個々でテンデバラバラな病気では……
有効とされる薬は、これが実は結構いっぱい有る。
(一般的に常備してない様な薬まで含めて……)
その中から、どれがどの子に合って、どの組み合わせで効果が高くて、どれくらいで安定させられるのか……
なんてのは、それぞれで、やってみないと、分からない。
この子には有効だった遣り方が、あの子にも有効とは限らない。

ついでに、容態も変動が有るので。
その都度で、薬の種類や量も、変動します。
多い時には1日に10数錠もの薬を飲ませます。
どれがどの薬で……ってな管理も、飼い主がガッツリ理解してないと、対処しきれない。

そういう厄介な病気では、獣医とどれだけ密に話し合えるのか、が本当に重要になってきます。


“知らないこと” は恥ではありません。
“知ろうとしないこと” こそが、怖い事です。


できましたら、皆様の目の前で今、生きているペットちゃんが元気なうちから。
獣医さんとの関わり方に、少しでも関心を持って戴けると良いなぁ、と思います。

座談会ネタ最終回、ちょっと真面目に……長くて退屈な記事かも、でゴメンナサイ<(_ _)>




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無題
セカンドオピニオン気が引ける気持ち良く分かります。私自身が以前悩んで、結局早期発見出来ず手術した経験があったので、次は絶対遠慮しないって思ってました。
なので福ちゃんの時はすぐ違う病院の先生に話を聞きに行きました。今の先生を信頼してなかった訳ではないのですが、結果より信頼が深まったと思います、今の先生、説明下手なんですよね。^^;
ワクチンに関しては、まだくーちゃんや大豆がいるから不安なんですが、これも先生とじっくり話し合っていこうと思います。
風間さんのお話とてもためになりました。
また、よろしくお願いします。
くーまま 2014/08/29(Fri)10:41:02 編集
Re:無題
お褒め戴き、ありがとうございます<(_ _)>

えー……人間の方の医療については、私も色々有りました。
エコー検査で「ちょっとこれは……」ってんで、MRIを2週間置きに2度撮っての結果の説明がよく分からなかったので食い下がって質問したら、
「心配なら試験開腹(病状確認の為の開腹手術)でもしますか!?」
と……

医者というのは、私達とは別の生き物なんじゃなかろうか、と恐怖して以降、医者に質問するのが怖かった……

姫が病気になって、そうも言ってられなくなって、勇気を出して。
そうしたらものすご~~~~~く普通に対応して貰えて。
あの時は、ちょっとしたカルチャーショックでした(笑´∀`)
「私もいっそ獣医さんに診てもらいたいv」
なんて、ちょっと思ってしまいました。

それから、ですね。
医療・医者との付き合い方を考える様になりました。

病気になってからでは、じっくり医者探ししてられませんもんね。
”今”は医者と懇意ではない人達が興味を持ってくれると嬉しいのですが……
【2014/08/29 22:10】



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■ プロフィール ■
HN:
風間
性別:
女性
自己紹介:

ハチ(オス)
ラブラドール・レトリーバー
2011年7月3日生まれ
介助犬候補として生まれるも、身体的な理由でキャリアチェンジ
2012年11月10日に我が家にやって来た
大柄だが不器用でビビリな優しい子


ぼたん(メス)
ウェルシュ・コーギー・ペンブローク
2013年3月22日生まれ
生後7ヶ月までペットショップで売れ残っていた
オヤツの為なら体格差4倍近いハチ兄ちゃんも蹴散らす食欲魔神なヤンチャ姫


★実家の犬達★

陸&海
実家のジャック・ラッセル・テリア兄妹
暴君と女帝の呼び名を冠する最強コンビ


★お星様になった先輩犬★

アリス(メス)
ラブラドール・レトリーバー
2000年11月5日生まれ
2012年9月29日没
地震も雷もへっちゃらでヘソ天で寝ていられる程、いつでもどこでも泰然と構え(すぎ……(^_^;))ていたマイペースっ子


姫(メス)
ウェルシュ・コーギー・ペンブローク
2001年7月13日生まれ
2013年10月9日没
2011年1月に『自己免疫性(免疫介在性)溶血性貧血(IMHA)』と診断を受けて2年9ヶ月に亘って闘病を続け生き抜いてくれた 『転げまわる婆』 な、お転婆老犬
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