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1年後の生存率が50%以下だという難病『免疫介在性(自己免疫性)溶血性貧血(IMHA)』に罹ってしまった姫

そんな愛犬の経過を中心に、日々のアレコレを綴り始めたのが切欠のブログです

現在は、介助犬候補だったキャリアチェンジ犬のハチと、売れ残り犬 ぼたん のドタバタ日常日誌です
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2011/07/09 (Sat)
自己免疫性溶血性貧血と闘っている愛犬、姫の日記です。
 
 
 
本日、血液検査です。
 
節電対策でパパちゃんの仕事の休みが変更になったので、今日は土曜日だけど、一人で姫を連れて病院へ。
そんかし、昨日は2匹共お風呂に入れて貰った。
(フロントラインの準備!)
 
体重は目標の11.7Kg。
毛艶はバッチリ、戻った。
 
ちょっとムクムクして見えるけど、一応、ちゃんと肋骨が触れるし、十分に普通範囲内だそうで、あとは頑張ってこれを維持していかなくては……!
 
 
今日の血液検査の結果は以下の通り
4月は昨年の健康な頃の数値(毎年フェラリアの検査で採血するついでに、健康診断をしてもらってます)
項目
基準値
4月
06/23
07/09
WBC 白血球
60~170  102/ul
112
143
81
RBC 赤血球
550~850  104/ul
651
582
571
HGB ヘモグロビン
12~18  g/dl
17.1
11.1
11.0
HCT 赤血球容積
37~55  %
53.2
35.4
35.7
MCV 平均赤血球容積
60~77  fl
82
60.8
62.5
MCH
19.5~24.5  pg
26.3
19.1
19.3
MCHC 血色素濃度
32.0~36.0  g/dl
32.1
31.4
30.8
Plt 血小板
20.0~50.0  104/ul
50.4
-
13.7
 
 
残念なことに、下げ止まった感は有るものの、回復の兆しも見えない。
相変わらず微妙な数値。
大げさに心配する程でもなく。
 
とはいえ、これ以上様子見をして酷くなっても困るので。
取り敢えず、1週間、ステロイドを再開してみることに。
それで数値が上がってくれれば、長期使用しなくても済む。
 
ということで、ステロイドを1回(朝)/1日、併せて胃薬を2回/1日で飲ませることに。
 
因みに、ステロイドを朝に飲ませる理由が分かった。
 
 
本来、自己分泌されるステロイドの血液中濃度は早朝に高く午後から低下することがわかっている。
そのリズムに合わせて1日1回なら朝に服用するのが一般的。
 
という事らしい。
 
 
 
検査用に採血した時に
「はい、終わりだよ~」
と言って貰っていて、待合室でおやつも貰って、多分、姫は思いきり油断していたであろう。
 
今日はステロイド注射を1本、と、再度診察台に乗せられて……
注射器を用意する医師の姿をチラ見して、大慌て!
 
 
脱走を試みる!(笑)
 
ついでに、いつもおやつをくれる看護師さんに、しっぽが無いのでお尻を振って、愛想を振りつつ、必死な目で訴える。
「助けて!」
 
 
 
無駄ですから!(爆)
 
 
 
なんだかんだで、姫は結構元気です!
 
でも、病院通いはまだまだ続きそうである。

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2011/06/26 (Sun)
姫の毛艶に変化が!?
 
でろ~んと、ひっくり返った姫とじゃれてて、発見!
 
光を受けて、キラキラした毛が、少しだけど、出てきてるじゃん!
 
おぉぉ!
 
まだ並ぶと明らかに、年嵩なアリスの方が艶々テカテカしてるけど、それでも唐突に、手触りが柔らかくなってきた?
 
これはもしや、良い傾向なんでは!?
 
 
こうなってやっと気付くね。
今までのはやっぱり、ゴワゴワしてたんだ。
 
 
ず~っと一緒に居る飼い主なんだから、分かるだろう、って思うけど。
 
毎日入れ替わり立ち替わりで色んな子達を見て触ってる獣医の経験値とは、比べものにならないもんだね!
(いや、だからこその、獣医さんですから!)

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2011/06/23 (Thu)
自己免疫性溶血性貧血と闘っている愛犬、姫の日記です。
 
 
先日、貧血傾向で毛艶が良くないと言われて、一応考えてみた。
 
 
 
貧血の時はミネラルが不足しがちになる、らしい。
そういえば、姫は4歳頃からずっと、敢えてミネラルは抑える食事をしている。
なぜならば、姫たは『ストラバイト結石』の持病が有る。
 
体質的に尿がアルカリ性に傾きやすいらしいのだ。
 
結石の成分であるストラバイトは、尿に溶け込んでいて、尿がアルカリ性だと結晶になり、酸性だと溶ける性質が有る。
 
元々は、尿で排出するべき余剰分のミネラルである、らしい。
 
この結晶、顕微鏡で見せて貰ったが、何も知らずに映像だけ見ると実に綺麗なガラスの欠片の様である。
そこが曲者。
膀胱内壁を傷付けて、血尿に繋がるわけだ。
そしてやはり、痛むらしい。
 
で、これが最終的に結石化するわけだが。
完全に石になりきってしまうと、手術以外ではなかなか解決できないとのこと。
 
姫は石が出来る前に対処できたので、手術には至らず。
でも、残念ながら、今もPHコントロールの処方フードを与えている。
 
要するに、ミネラルが抑えられているフード。
 
 
 
じゃぁ、栄養状態を改善する具体策として、フードを変えたらどうなのか……?
と、ちょっと、ひらめいた。
 
勿論、それで血尿するようでは意味が無い。
でも、尿のPHチェックくらいならば、自宅でもしてあげられるじゃん?
試験紙が有れば良いんだし。
お陰様でというか残念ながらというべきか、ともかく採尿は慣れてる。
 
尿チェックしながら、ギリギリのラインで別のフードを混ぜてみるとか……
(アリスは市販のふつーのフードあげてるから、混ぜるフードなら有る)
 
 
 
とはいえ、やはり自己判断で実行に移すのは怖いので。
皮膚炎での通院のついでに、ご相談。
なので、院長先生がいらっしゃる、今日行ってみる。
 
 
皮膚炎の方はとっても順調。
発疹になってた跡がかさぶたになって、あとは胸の辺りに多少赤みが残る程度。
念の為にあと2週間薬を飲ませて、それで終了の予定。
梅雨さえ明ければ、心配ない、はず!
 
 
 
さて、体重は11.5Kgで、増えてるよ~\(^O^)/
 
現段階では毛艶はまだまだ。
 
というわけで、とりあえず血液検査。
今日の血液検査の結果は以下の通り
4月は昨年の健康な頃の数値(毎年フェラリアの検査で採血するついでに、健康診断をしてもらってます)
項目
基準値
4月
06/13
06/23
WBC 白血球
60~170  102/ul
112
99
143
RBC 赤血球
550~850  104/ul
651
572
582
HGB ヘモグロビン
12~18  g/dl
17.1
11.3
11.1
HCT 赤血球容積
37~55  %
53.2
35.9
35.4
MCV 平均赤血球容積
60~77  fl
82
62.8
60.8
MCH
19.5~24.5  pg
26.3
19.8
19.1
MCHC 血色素濃度
32.0~36.0  g/dl
32.1
31.5
31.4
Plt 血小板
20.0~50.0  104/ul
50.4
30.7
-
 
 
白血球・赤血球の数値が少し上向き。
体重を増やした成果では、と。
このままもう少し体重を増やせば、赤血球数に引っ張られて、他の数値も回復してくれることが、期待できそうな事を確認。
 
なので、もうしばらく。
このまま今の方針で。
 
 
うん。
やはり、ミネラル増量計画はリスクが高いらしい。
 
かつて血尿が落ち着いたタイミングで、試しに処方食をやめた事があったんだが、すぐに再発して、食事を戻している。
カルテの記録でも、それは再確認。
 
このまま微妙な貧血が続く様ならば、検討の余地はあるけれど、やるとなれば、姫の場合はもちっときちんと尿の監視をする必要が有るだろう、と。
 
 
 
それぞれの持病との兼ね合いが、難しいのぉ~

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2011/06/17 (Fri)

自己免疫性溶血性貧血と闘う愛犬、姫の日記です。

先週月曜日に貧血診断を受けたばっかな、姫た。

梅雨に入ってから気を付けては居たのだが……
実はその当日夜から、カイカイ……
ひっくり返してみるとアラ、ビックリ!
腹部全面が発疹で真っ赤っか……
夕方までは何とも無かったのに(泣)

即刻お風呂へ!
まぁ、皮膚炎は恒例行事なので。

普段から姫には処方されている薬用シャンプーを使ってるので、こういう時は、とにかくまず、シャンプー。
なにせ、原因は皮膚の雑菌。
健康な皮膚状態の犬なら自浄作用で『へでもない』筈なのだが、姫はこれが元々弱いらしい。
現にアリスは1度も発症しない。
(なので、アリスのシャンプーは市販の安いのです!(笑))

殺菌作用が有る薬用シャンプーなので、発症してすぐだと、上手くすれば病院へ行かなくても押さえ込める。

今回も、翌朝には落ち着いて、その日は無事にクリア。
と、安心したのだが、水曜にはまた発疹。
再度、シャンプーして落ち着くも、木曜夜にはまた発疹。
繰り返し……
本日金曜、諦めて病院へ行きました。

うん、ココまで来ると、シャンプーだけでは追いつかないので。
一応ねぇ、貧血起こす以前に皮膚炎時用に余分に処方されていた抗生物質とステロイドの置き薬が少しだけ有るには有るんだけど……
流石に現状では自己判断では飲ませられない。

シャンプー効果か、状態の割には皮膚上の菌は少なかったけど。
とはいえ、残念ながら『いつもの皮膚炎』です。
かなり痒がっているので、このままでは傷になる危険が有り、やはり薬は飲ませた方が良さそうだ。
貧血の状態次第ではステロイドがまたいつ必要になるとも知れず、今の時点では使いたくないので。
痒みを抑えるのには抗ヒスタミンを選択。
と、菌対策に抗生物質。

皮膚炎で選択する抗生剤としてはラリキシン錠が通常は第一候補らしい。
が、以前にこの薬で嘔吐が有ったとカルテに書いてある……らしい……
(本日、院長先生お休みの日)

えー……?
き……記憶に無い……
皮膚炎、繰り返しすぎてて、よく解らなくなっている……

ラリキシン錠より若干お高めの抗菌剤、ビクタスS錠(1回20mg)と、抗ヒスタミン剤はホモマレルミン錠10mgを処方して貰いました。


痒いのも痛いのも姫で、勿論好きで発症している訳では無いわけで……

 


も少し、お財布に優しい犬になってくれると、母ちゃんは泣いて喜ぶ……


うん。
言っても詮無い事はよ~く解ってるんだけどね。
(そもそも、そんなん言い出したら私自身も医療費は掛かってる方だし、おまけにソレで仕事も辞めてるクチだもんなぁ……言う資格は無い……)

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2011/06/13 (Mon)
自己免疫性溶血性貧血と闘っている(現在進行形?)愛犬、姫の日記です。
 
 
2週間前にすっごい微妙な結果だった血液検査を、再度してきました。
 
このところ、午前中の顔色が良くない、気がする……
夕方以降は綺麗にピンクになってるし、食欲は相変わらず、アリスのを狙い続ける位にはイヤシンボだし、毎日元気に走り回ってるし……
やっぱり『気がする』だけなのか? 正直自信が無い。
 
もう、なんもかんもが微妙だ。
 
と、伝えて、検査です。
 
 
 
今日の血液検査の結果は以下の通り
4月は昨年の健康な頃の数値(毎年フェラリアの検査で採血するついでに、健康診断をしてもらってます)
項目
基準値
4月
05/30
06/13
WBC 白血球
60~170  102/ul
112
103
99
RBC 赤血球
550~850  104/ul
651
608
572
HGB ヘモグロビン
12~18  g/dl
17.1
11.7
11.3
HCT 赤血球容積
37~55  %
53.2
37.5
35.9
MCV 平均赤血球容積
60~77  fl
82
61.7
62.8
MCH
19.5~24.5  pg
26.3
19.2
19.8
MCHC 血色素濃度
32.0~36.0  g/dl
32.1
31.2
31.5
Plt 血小板
20.0~50.0  104/ul
50.4
20.9
30.7
 
 
……………またも微妙な結果になりました。
 
 
やはり若干貧血傾向。
 
飼い主申告を受けて念の為、肝臓腎臓関連の検査項目も足し、黄疸の有無も見る。
こちらは幸いにもオール基準値内。
分離した血漿も綺麗な色で、黄疸は確認できず。
 
    *****(補足)
 
黄疸は血液中にビリルビンという色素が増えることにより起こります。血漿成分が黄色に変色するほか皮膚や粘膜に色素沈着することにより白目やハグキが黄色くなります。
ビリルビンは赤血球が壊されたときに出るヘモグロビンからできる色素で、主に肝臓で合成され胆汁を通じて糞便に排出されます。赤血球の破壊亢進や、肝臓自体の病気、胆管・胆嚢の閉塞により血液中のビリルビンが増加します。
 
免疫介在性溶血性貧血、フィラリアの急性症状「ベナケバシンドローム」、バベシア症、ヘモバルトネラ症、タマネギ中毒などで起こる黄疸を『溶血性黄疸』と分類します。

赤血球が破壊され、大量のヘモグロビンが血中に放出されることによりおこります。軽度~重度の貧血や、時に血漿の赤色化が見られます。
重度の黄疸になることはまれです。

 
 
   *****
 
 
以上の結果を見て。
 
院長「姫ちゃんにすこーしだけ、太って貰ってみましょう」
 
私 「へ!?」
 
院長「この病気は繰り返す危険があるので……黄疸が出てたり、ヘモグロビン値が11を切る様なら、すぐにでもステロイド再開しないといけないかな、と正直思ってたんですけど、微妙な数値だし、内臓に深刻な影響はまだ出てないし」
 
私 「でも、今、良い感じの体型ですよね? 太らせるって、どの位……?」
 
院長「ええ。筋肉も付いていてガッシリした理想的な体型です。でも、毛艶悪くなってきてますよね」
 
私 「……換毛期でアンダーコートがごっそり無くなって、ごわついて見えるだけかと……」
 
院長「残念ながら……
それと、血圧が下がっちゃってます。血の巡りが悪くて起き抜けに顔色が悪く見えるんでしょう。動いて血圧がいくらか上がってくると、血色が戻るんですね。で、栄養が十分に行き届いていないんです。
だから今の時点ではまだ、栄養状態を改善してあげれば、造血が追いついてくれる事が期待できるわけです。
ステロイドを使うより、姫ちゃん自身の力で回復してくれるのが、とにかく1番良い事なんで。
今11.3kgだから………………取り敢えず11.7kgを目指すということで、少し様子を見ましょう。
今まで通り見ていてもらって、おかしいと感じたらすぐ連れて来て下さい。
何事も無ければ、1ヶ月後に検査しましょう」
 
 
と、いうことになりました……
 
基本的には、元気です。
でも、やっぱり怖い病気なんだなぁ……
 
寛解したー! と喜んだ3ヶ月前から、検査結果を並べてみると、じ~わじ~わと、数値が下がり続けて今日に至る。
全然思うようには行ってくれないなぁ……
 
 
と、いうことで。
今日の夕方のお散歩は大事をとって、姫は留守番。
可哀相だけど、少しの間、別行動にしようと思う。
 
お散歩友達に心配されて、病気の事を話してみると……
なんと、JRTのうちの1匹のママさんも、この病気なのだそうです。
人間にも見られる病気だとは聞いていたけれど、まさかこんな身近にいらっしゃったとは……!
彼女の病状は治療が必要なほど深刻では無く、定期的に色んな検査を受けているだけだそうで、何よりです。
 
 
原因不明なのが、どうにもこうにも、もどかしいですよね。
1日も早く原因が判明して、有効な治療方法が見付かる事を、祈るばかりです。
 
 
↓ 頑張れ、皆!

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■ プロフィール ■
HN:
風間
性別:
女性
自己紹介:

ハチ(オス)
ラブラドール・レトリーバー
2011年7月3日生まれ
介助犬候補として生まれるも、身体的な理由でキャリアチェンジ
2012年11月10日に我が家にやって来た
大柄だが不器用でビビリな優しい子


ぼたん(メス)
ウェルシュ・コーギー・ペンブローク
2013年3月22日生まれ
生後7ヶ月までペットショップで売れ残っていた
オヤツの為なら体格差4倍近いハチ兄ちゃんも蹴散らす食欲魔神なヤンチャ姫


★実家の犬達★

陸&海
実家のジャック・ラッセル・テリア兄妹
暴君と女帝の呼び名を冠する最強コンビ


★お星様になった先輩犬★

アリス(メス)
ラブラドール・レトリーバー
2000年11月5日生まれ
2012年9月29日没
地震も雷もへっちゃらでヘソ天で寝ていられる程、いつでもどこでも泰然と構え(すぎ……(^_^;))ていたマイペースっ子


姫(メス)
ウェルシュ・コーギー・ペンブローク
2001年7月13日生まれ
2013年10月9日没
2011年1月に『自己免疫性(免疫介在性)溶血性貧血(IMHA)』と診断を受けて2年9ヶ月に亘って闘病を続け生き抜いてくれた 『転げまわる婆』 な、お転婆老犬
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