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1年後の生存率が50%以下だという難病『免疫介在性(自己免疫性)溶血性貧血(IMHA)』に罹ってしまった姫

そんな愛犬の経過を中心に、日々のアレコレを綴り始めたのが切欠のブログです

現在は、介助犬候補だったキャリアチェンジ犬のハチと、売れ残り犬 ぼたん のドタバタ日常日誌です
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2024/11/25 (Mon)
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2011/06/13 (Mon)
自己免疫性溶血性貧血と闘っている(現在進行形?)愛犬、姫の日記です。
 
 
2週間前にすっごい微妙な結果だった血液検査を、再度してきました。
 
このところ、午前中の顔色が良くない、気がする……
夕方以降は綺麗にピンクになってるし、食欲は相変わらず、アリスのを狙い続ける位にはイヤシンボだし、毎日元気に走り回ってるし……
やっぱり『気がする』だけなのか? 正直自信が無い。
 
もう、なんもかんもが微妙だ。
 
と、伝えて、検査です。
 
 
 
今日の血液検査の結果は以下の通り
4月は昨年の健康な頃の数値(毎年フェラリアの検査で採血するついでに、健康診断をしてもらってます)
項目
基準値
4月
05/30
06/13
WBC 白血球
60~170  102/ul
112
103
99
RBC 赤血球
550~850  104/ul
651
608
572
HGB ヘモグロビン
12~18  g/dl
17.1
11.7
11.3
HCT 赤血球容積
37~55  %
53.2
37.5
35.9
MCV 平均赤血球容積
60~77  fl
82
61.7
62.8
MCH
19.5~24.5  pg
26.3
19.2
19.8
MCHC 血色素濃度
32.0~36.0  g/dl
32.1
31.2
31.5
Plt 血小板
20.0~50.0  104/ul
50.4
20.9
30.7
 
 
……………またも微妙な結果になりました。
 
 
やはり若干貧血傾向。
 
飼い主申告を受けて念の為、肝臓腎臓関連の検査項目も足し、黄疸の有無も見る。
こちらは幸いにもオール基準値内。
分離した血漿も綺麗な色で、黄疸は確認できず。
 
    *****(補足)
 
黄疸は血液中にビリルビンという色素が増えることにより起こります。血漿成分が黄色に変色するほか皮膚や粘膜に色素沈着することにより白目やハグキが黄色くなります。
ビリルビンは赤血球が壊されたときに出るヘモグロビンからできる色素で、主に肝臓で合成され胆汁を通じて糞便に排出されます。赤血球の破壊亢進や、肝臓自体の病気、胆管・胆嚢の閉塞により血液中のビリルビンが増加します。
 
免疫介在性溶血性貧血、フィラリアの急性症状「ベナケバシンドローム」、バベシア症、ヘモバルトネラ症、タマネギ中毒などで起こる黄疸を『溶血性黄疸』と分類します。

赤血球が破壊され、大量のヘモグロビンが血中に放出されることによりおこります。軽度~重度の貧血や、時に血漿の赤色化が見られます。
重度の黄疸になることはまれです。

 
 
   *****
 
 
以上の結果を見て。
 
院長「姫ちゃんにすこーしだけ、太って貰ってみましょう」
 
私 「へ!?」
 
院長「この病気は繰り返す危険があるので……黄疸が出てたり、ヘモグロビン値が11を切る様なら、すぐにでもステロイド再開しないといけないかな、と正直思ってたんですけど、微妙な数値だし、内臓に深刻な影響はまだ出てないし」
 
私 「でも、今、良い感じの体型ですよね? 太らせるって、どの位……?」
 
院長「ええ。筋肉も付いていてガッシリした理想的な体型です。でも、毛艶悪くなってきてますよね」
 
私 「……換毛期でアンダーコートがごっそり無くなって、ごわついて見えるだけかと……」
 
院長「残念ながら……
それと、血圧が下がっちゃってます。血の巡りが悪くて起き抜けに顔色が悪く見えるんでしょう。動いて血圧がいくらか上がってくると、血色が戻るんですね。で、栄養が十分に行き届いていないんです。
だから今の時点ではまだ、栄養状態を改善してあげれば、造血が追いついてくれる事が期待できるわけです。
ステロイドを使うより、姫ちゃん自身の力で回復してくれるのが、とにかく1番良い事なんで。
今11.3kgだから………………取り敢えず11.7kgを目指すということで、少し様子を見ましょう。
今まで通り見ていてもらって、おかしいと感じたらすぐ連れて来て下さい。
何事も無ければ、1ヶ月後に検査しましょう」
 
 
と、いうことになりました……
 
基本的には、元気です。
でも、やっぱり怖い病気なんだなぁ……
 
寛解したー! と喜んだ3ヶ月前から、検査結果を並べてみると、じ~わじ~わと、数値が下がり続けて今日に至る。
全然思うようには行ってくれないなぁ……
 
 
と、いうことで。
今日の夕方のお散歩は大事をとって、姫は留守番。
可哀相だけど、少しの間、別行動にしようと思う。
 
お散歩友達に心配されて、病気の事を話してみると……
なんと、JRTのうちの1匹のママさんも、この病気なのだそうです。
人間にも見られる病気だとは聞いていたけれど、まさかこんな身近にいらっしゃったとは……!
彼女の病状は治療が必要なほど深刻では無く、定期的に色んな検査を受けているだけだそうで、何よりです。
 
 
原因不明なのが、どうにもこうにも、もどかしいですよね。
1日も早く原因が判明して、有効な治療方法が見付かる事を、祈るばかりです。
 
 
↓ 頑張れ、皆!

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はじめまして♪
こんにちわ。
はじめてコメントさせていただきます。
先日は・・・と言ってもかなり前ですが(汗)
「しっぽ」に励ましメールを頂きありがとうございました(*・ω・)*_ _))ペコリン
お返事が出来なかった事、どーぞお許しくださいませ。

お陰さまでココちん♪は元気に暮らしております。
あの時の心配やら不安が嘘のよーです♪
ご心配を頂きありがとうございました。

ところで姫ちゃん、その後いかがですか?
PCVが下がってきているよーですが肝機能や
ビリルビンは大丈夫なよーなので少し安心しました。
肝機能に問題なければ、いざお薬を服用する事になっても良い反応してくれると思います。

どーか、貧血の数値が回復しますよーに!!
願っております。
この病気は再発しやすいのが悩みですが
姫ちゃんは平常値に戻ったんですもん♪
だから大丈夫v
姫ちゃんの力を信じております!!

風間様も気苦労があるかと思いますが
応援していますからね。
また、いつでもサイトの方に遊びに来て下さいね。
みいこ URL 2011/06/20(Mon)20:26:06 編集
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■ プロフィール ■
HN:
風間
性別:
女性
自己紹介:

ハチ(オス)
ラブラドール・レトリーバー
2011年7月3日生まれ
介助犬候補として生まれるも、身体的な理由でキャリアチェンジ
2012年11月10日に我が家にやって来た
大柄だが不器用でビビリな優しい子


ぼたん(メス)
ウェルシュ・コーギー・ペンブローク
2013年3月22日生まれ
生後7ヶ月までペットショップで売れ残っていた
オヤツの為なら体格差4倍近いハチ兄ちゃんも蹴散らす食欲魔神なヤンチャ姫


★実家の犬達★

陸&海
実家のジャック・ラッセル・テリア兄妹
暴君と女帝の呼び名を冠する最強コンビ


★お星様になった先輩犬★

アリス(メス)
ラブラドール・レトリーバー
2000年11月5日生まれ
2012年9月29日没
地震も雷もへっちゃらでヘソ天で寝ていられる程、いつでもどこでも泰然と構え(すぎ……(^_^;))ていたマイペースっ子


姫(メス)
ウェルシュ・コーギー・ペンブローク
2001年7月13日生まれ
2013年10月9日没
2011年1月に『自己免疫性(免疫介在性)溶血性貧血(IMHA)』と診断を受けて2年9ヶ月に亘って闘病を続け生き抜いてくれた 『転げまわる婆』 な、お転婆老犬
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