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1年後の生存率が50%以下だという難病『免疫介在性(自己免疫性)溶血性貧血(IMHA)』に罹ってしまった姫

そんな愛犬の経過を中心に、日々のアレコレを綴り始めたのが切欠のブログです

現在は、介助犬候補だったキャリアチェンジ犬のハチと、売れ残り犬 ぼたん のドタバタ日常日誌です
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2024/11/25 (Mon)
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2013/10/01 (Tue)
自己免疫性溶血性貧血と闘っている愛犬、姫の日記です。


今朝の朝ご飯も残した。
今度は、手であげても、ドッグフードは食べない。
良い感じはしない。



床擦れじゃないか、と疑っている皮膚状態だが、一番酷いのは、顎の下。
手足は、オリーブオイルを塗って、良くはなっていないけど、悪くもなっていない、という感じ。

顎の下だけは、明らかに悪化している。

さて、床擦れだとすれば、極力床に着けない様にしてやるのが良いだろう。

我が家では、常時室内完全フリーなので、寝床が決まっていない。
思い思いに、その時々に、気が向くままに、寝床を決めている。
ベッドを買っておいてやろうか、とも思ったけれど、ベッドで寝てくれるかどうかが先ずは疑問。

そこで、免疫介在性溶血性貧血(IMHA)と巨大食道症と闘っている、うにちゃんを参考にさせてもらおう、と思い立った。

もふlog.

巨大食堂症の吐き戻しの症状を予防する為に、100均のネックピローで、頭を支えてあげている。
この方法、姫にも有効なのでは!?

いそいそと100均に探しに行ってみたけれど……あいにくと、ビニール製で空気で膨らませるネックピローしか無かった。

ハシゴする程の時間的余裕は無かったので、止む無く、当座はそれで。
薄手のスカーフで首に巻いてみる。



とりあえず、顎は浮くから、床擦れ的には有効かも。
かーなーりー、邪魔そうだけど σ(^◇^;)
引っかけたりとかが心配なので、こまめに様子を見てあげられない様な時には、使用出来ない。

でも、放っておくよりは、良いのではないか、と思う。

獣医さんも、姫が嫌がらないなら良い、と了承してくれたし。
(嫌がる子だと、それだけでストレスになってしまうので、本犬が嫌がっている場合には、別の方法を検討する様に、との事)



で、肝心のIMHA発症後、89回目の血液検査の結果。

項目 基準値 9/2 9/24 10/1
WBC 白血球 60~170  102/ul 271 191 564
RBC 赤血球 550~850  104/ul 459 353 231
HGB ヘモグロビン 12~18  g/dl 12.0 9.3 5.6
HCT 赤血球容積 37~55  % 37.2 27.3 16.8
MCV 平均赤血球容積 60~77  fl 81.0 77.3 72.7
MCH 19.5~24.5  pg 26.1 26.3 24.2
MCHC 血色素濃度 32.0~36.0  g/dl 32.3 34.1 33.3
Plt 血小板 20.0~50.0  104/ul 51.7 62.0 54.1


全く、下げ止まりません。
姫がIMHAを発症して以来、最悪の数値です。

その割に、発症当初とは雲泥の差で外見だけは元気です。
診察後のご褒美オヤツもモリモリ食べたし。



副作用のリスクも怖いけれど、それは、まずは命が有っての話だから。

姫の場合は、造血はしている。
造血よりも圧倒的に溶血の方が勝ってしまっているだけ。

なので溶血を止める事が、今の最優先事項。



と、いうわけで、ステロイドパルス療法を再び。
ステロイドの持つ炎症を抑える効果を利用した治療法で、短期間に高用量のステロイド剤を投与することによって、危険な状態からの緊急脱出を図ります。

今日、ステロイド剤と、(高用量ステロイドで胃腸が荒れるので)胃腸薬とを注射で。
明日は病院が休みなので、飲み薬を現在の倍量に。

あとは、木曜日の血検結果次第。

ステロイドにしっかり反応してくれるなら、きっと改善傾向は見て分かる程だろう。
発症当初のV字ターン回復は、ちょっと感動的な程だった。

そうした傾向が見られるなら良し。

あまり変化が無い様ならば、いよいよ輸血を考えます。
念の為に、木曜日は朝ご飯を抜いて、ハチを同伴して受診予定。
クロスマッチテスト次第だけど、マッチすれば、ハチから血を分けて貰います。

姫の大きさになると、100~150cc程も、献血して貰う必要が有るそうで。
ハチは大人しくできる犬ではあるけれど、採血量が多い為に時間が掛かるので、動いて血管を傷付けては大事。
その為、弱く鎮静をかけた方が良いだろう、と。
ご飯を食べて間もなくだと、嘔吐するかもしれないので。



因みに、10月末が、本来のハチの混合ワクチン接種時期なんだけど……
献血量が多い事も有るし、心的なストレスも考えると、ワクチン接種と献血は、前後2週間ずつは開けるのがベスト、だそうです。

状況次第で、スケジュールは激変しそうです。

回避出来れば良いなぁ……



ステロイドが効いてくれる事を期待して、あとは血を造る助けに、美味しい物をたくさん食べさせてあげてね、との獣医さんのアドバイスもあって。

本日の姫の晩ご飯は、完全生食。
どうせ、残すのはドッグフードからだし。

いつもより細かく刻んだ肉と温野菜とヨーグルトにヤギミルク。
用心して少なめに用意した分を完食してくれたので、更に肉を追加。
かなりガッツリ食べてくれた。



なんか、大丈夫かも♪



最前線で闘うのは姫本犬で、誰も替わってあげられないんだけど、闘っていける様に後方支援をしてあげる事はできる。
つくづく、生食にしていて、良かった。

姫の場合、具合が悪くなってきて、真っ先に食べなくなるのがドッグフード。
そうなっても喜んで食べてくれる物が有る現状は、ありがたい。

大丈夫、まだ闘える。
頑張ろうね。





おまけの、今朝のハチ。
例によっての “収容所状態”



このままチームで狩りに行けそうな面子だ ( ̄∇ ̄)



更にオマケ。



その緑地公園の駐車場の植え込みで。

……きっと、車に乗るのに靴を履き替えて、そのままお忘れになったのだろう、と推測は出来るんだけどね………… σ(^◇^;)





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姫ちゃん、頑張れ!
お疲れ様。
心配なのが痛いほど分かる・・・。

でも食べられているからきっとステロイドも
効いて輸血回避のV字回復できるよ!
元気があるようだし美味しいお肉をモリモリ
食べてがんばれーーーーー \(^o^)/

フランは7kg台だけど200cc輸血しました。
10kgのマロンからこれだけの血を抜くのは
ビックリしたけれど、あのコは病院では
ぬいぐるみのように大人しいので(固まっている)
鎮静無しにいけたと先生に褒められていました。

ハチちゃんの血が合うといいですね。
うちはフランがプラスでマロンがマイナスなので
逆の輸血はできないんです。

母さんも心配で落ち着かないでしょうけれど
無理されずに栄養と休養を取ってくださいね
ふらりん 2013/10/02(Wed)05:31:45 編集
Re:姫ちゃん、頑張れ!
どうもありがとうございます。

発症当初、最初に輸血の話が出たときには、沈静使う話は出なかったんですよ。
先代のラブの時だったんですけど、先生とも付き合いが長くて、ものすごく信頼されていた、というのが有ったんでしょう。
患畜が病院を嫌いにならない様に、と接し方には先生なりのルールが有るらしいんですが、ときど~き、何か有ったとしても
「アリスさんなら大丈夫か」
とか言われてましたし。

ビビリなハチとはまだ付き合いが浅いので、万全を期しておきたいみたいです。

それにしても、マロンくん、頑張りましたね~ (゜д゜)
ハチの大きさがあっても、先生は「200まで採るとちょっとハチさんに負担が大きいかな~……」と言っていたのに!

でも、いざとなったら、イケルんだ、と知って安心しました。
ハチにもがんばってもらわねば!
【2013/10/02 22:56】
無題
ほんとだ、姫ちゃん顔の様子が写真ではっきり分かるほど悪化してる。
輸血に困ったらバンを出してみる?薬もワクチンも一年完全にフリーです。ただ、病院恐怖症ってのだけが…ちょっとチャレンジだが。
あとは同居人さん、協力してくれると思うよ。
バンサー世話係 2013/10/02(Wed)15:07:27 編集
Re:無題
どうもありがとうございます。
いち君にもアリスちゃんにも、いつでも協力するよ、って言って貰いました。

供血犬探しが壁になる、という話をよく聞く中、これだけ大勢の大型犬仲間が居てくれて、物凄く恵まれているな、と思います。
そちら方面の心配を一切必要とせず、姫の治療そのものだけに集中出来る事は心強いです。
皆躾も行き届いているので、採血時の不安も有りませんし。

支えられて助けられて、生きているんですね~
皆さんの存在に、心より感謝してます。
【2013/10/02 23:08】
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■ プロフィール ■
HN:
風間
性別:
女性
自己紹介:

ハチ(オス)
ラブラドール・レトリーバー
2011年7月3日生まれ
介助犬候補として生まれるも、身体的な理由でキャリアチェンジ
2012年11月10日に我が家にやって来た
大柄だが不器用でビビリな優しい子


ぼたん(メス)
ウェルシュ・コーギー・ペンブローク
2013年3月22日生まれ
生後7ヶ月までペットショップで売れ残っていた
オヤツの為なら体格差4倍近いハチ兄ちゃんも蹴散らす食欲魔神なヤンチャ姫


★実家の犬達★

陸&海
実家のジャック・ラッセル・テリア兄妹
暴君と女帝の呼び名を冠する最強コンビ


★お星様になった先輩犬★

アリス(メス)
ラブラドール・レトリーバー
2000年11月5日生まれ
2012年9月29日没
地震も雷もへっちゃらでヘソ天で寝ていられる程、いつでもどこでも泰然と構え(すぎ……(^_^;))ていたマイペースっ子


姫(メス)
ウェルシュ・コーギー・ペンブローク
2001年7月13日生まれ
2013年10月9日没
2011年1月に『自己免疫性(免疫介在性)溶血性貧血(IMHA)』と診断を受けて2年9ヶ月に亘って闘病を続け生き抜いてくれた 『転げまわる婆』 な、お転婆老犬
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