そんな愛犬の経過を中心に、日々のアレコレを綴り始めたのが切欠のブログです
現在は、介助犬候補だったキャリアチェンジ犬のハチと、売れ残り犬 ぼたん のドタバタ日常日誌です
あったかかったり肌寒かったりしますが、いよいよ春らしくなってまいりました。
昨日撮影の、近所の公園のしだれ桜。
背景に雲が多いのが残念ですが……
さて、そんな最中。
またまたシンシアの丘へお出掛け。
ただし、今回は、ハチもお留守番。
今日は、動物行動学の先生のパピーウォーカーさん向けの講習会がある、という事で、飼い主のみ参加で。
行ってみると、どうやら午前中は、パピーウォーカーさんへの引き渡しの会が有ったらしい。
なる程、そこから続いての、講習会なわけね。
講師は日本獣医生命化学大学で問題行動を主に扱っている先生。
テーマ:行動学にもとづいた犬のしつけ方
要約すると、
犬には犬の常識が有る。
人の言葉、人の常識を持たない犬に、こちらの教えたい事は理解できているのか?
それを理解させるには?
といった感じの内容で。
例えば、犬をクレートに入れる事。
オヤツなどで犬を誘導して……
さぁ入った!
で、出すものか、と飼い主は急いで扉を閉めちゃったりして。
クレートに入れるのに成功したぞ、と大喜びしているのは、人間だけ。
犬にとったら、それはもう、ただの罠ですから!
ビックリするやら怖いやら、狭い所に突然閉じ込められて、嫌で嫌でしょうがない。
これで、犬は 『この箱は怖い、イヤな物』 と学習して、宥めても賺してもクレートに近付かなくなり、ムリヤリ入れると、発狂したみたいに鳴き喚く事に……
そんな感じに、人と犬との認識のズレが、意思の疎通を妨げて軋轢を生み、問題行動に繋がっていく、と。
では、どうするか?
犬は、狭い所に入ると、Uターンして、必ず入り口側を向く。
その瞬間に、褒めてご褒美のオヤツを与える。
これを繰り返すと、クレートに入ってUターン後、自らそこに留まる様になる。
それからゆっくりと脅かさないように扉を閉めれば良い。
なる程。
言われてみれば当然な様だが、言われてみないと気付かない。
その最たるは、コレだろう。
『子犬の粗相は叱らずに、黙々と片付けるべし』
よく聞くが、この理由は?
まず、人間でもそうだけど、生き物にとって排泄って、排泄そのものが気持ち良いんだよね。
トイレを我慢せざるを得なくて、やっと辿り着いたその瞬間の爽快感ってば、もう! みたいな。
その快感=何にも替えがたい報酬、となるので、叱っても全く意味は無い。
更に言うと。
失敗されて片付ける時、ついつい苛ついて、ブツブツ文句タラタラ、雑巾を持って来て床掃除。
これ、犬にしてみると、
雑巾が右に左に=オモチャで遊びを誘われている
文句タラタラ=話しかけられている
と、なる。
ココ(トイレじゃない場所)で排泄すると、気持ち良い上に、飼い主さんがすっ飛んできて、話しかけてくれて、オモチャで遊んでくれる♪
と、人間の都合とは反対方向へ学習していく。
それで更にイライラして、こっぴどく叱りつけた場合……
排泄そのものをイケナイと考えて……でも、我慢なんか限界が有るから、カーテンの影とかで隠れて排泄したり、食糞して証拠隠滅を図ったりする様に……
意味が通じていないのの典型例として、お水をこぼしたのを見ても、いちいち飼い主さんから逃げて隠れる様になった子も。
水溜まり=叱られる
という認識らしい。
では、誤解を生まない為には?
『子犬の粗相は叱らずに、黙々と片付けるべし』
こうなるわけだ。
そんなわけで、片付ける時には、犬は別室に移動させておいて、黙って片付けるのが良いらしい。
※成功への導き方。
大体、トイレのタイミングは決まっている。
3日くらいは、とにかく観察して、何時どのタイミングで排泄するのか記録する。
そして、そのタイミングで、トイレに誘導して排泄を待つ。
成功したら、褒めて、ご褒美。
これで大体は数日で、ちゃんと出来る様になる。
先生の家に居る保護犬(保護当時で推定10歳)ですら、3日で覚えたそうだ。
排泄行為そのものが報酬になる、とは思い付かなかった。
子犬向けの内容とはいえ、物凄く勉強になりました。
名前を貰ったばかりの生後2ヶ月の子犬ちゃん達は、もう、たまらない程、可愛かったし♪
お母さん犬も、子犬たちも、実に整ったお顔の奇麗な子達でした。
お留守番させてきた姫とハチの事は、ちょっと心配だったけどね。
なにせ、ハチはちょっとした買い物程度の留守番しか、まだ経験させてないし。
姫は……
怪我した左目が、2日前から、腫れてまして…… (ーー;)
片目だけ、ちょっと出目金ちゃん!? という感じに。
怪我の2次的作用で、眼圧が上がってきている、という事で、昨日から眼圧を下げる目薬と飲み薬を追加で与えてます。
まぁ、でも。
案ずるより産むが易し。
イタズラもせずに、ちゃんと留守番してくれたし、2匹共ご機嫌で元気だ (*´∀`*)
昨日から今朝に掛けてお泊まりで居た、陸と海のお陰も有るかな。
たっぷり遊んだから、十分に疲れてたんでしょう。
人と犬、みんな仲良く暮らして行きたいね (*´∀`*)
↓
ハチ(オス)
ラブラドール・レトリーバー
2011年7月3日生まれ
介助犬候補として生まれるも、身体的な理由でキャリアチェンジ
2012年11月10日に我が家にやって来た
大柄だが不器用でビビリな優しい子
ぼたん(メス)
ウェルシュ・コーギー・ペンブローク
2013年3月22日生まれ
生後7ヶ月までペットショップで売れ残っていた
オヤツの為なら体格差4倍近いハチ兄ちゃんも蹴散らす食欲魔神なヤンチャ姫
★実家の犬達★
陸&海
実家のジャック・ラッセル・テリア兄妹
暴君と女帝の呼び名を冠する最強コンビ
★お星様になった先輩犬★
アリス(メス)
ラブラドール・レトリーバー
2000年11月5日生まれ
2012年9月29日没
地震も雷もへっちゃらでヘソ天で寝ていられる程、いつでもどこでも泰然と構え(すぎ……(^_^;))ていたマイペースっ子
姫(メス)
ウェルシュ・コーギー・ペンブローク
2001年7月13日生まれ
2013年10月9日没
2011年1月に『自己免疫性(免疫介在性)溶血性貧血(IMHA)』と診断を受けて2年9ヶ月に亘って闘病を続け生き抜いてくれた 『転げまわる婆』 な、お転婆老犬