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1年後の生存率が50%以下だという難病『免疫介在性(自己免疫性)溶血性貧血(IMHA)』に罹ってしまった姫

そんな愛犬の経過を中心に、日々のアレコレを綴り始めたのが切欠のブログです

現在は、介助犬候補だったキャリアチェンジ犬のハチと、売れ残り犬 ぼたん のドタバタ日常日誌です
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2024/11/27 (Wed)
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2011/03/22 (Tue)

寒かったり暖かかったり、寒暖の差の激しい毎日。
体調管理が難しいですねぇ……

旦那ちゃんはそれよりも花粉症が最大の敵みたいですけど。

ごめんね、私は花粉の恐怖がよくわからない……(笑)

 

さて、明日から旦那ちゃんもやっとこさお仕事再開か、と気合いを入れていた所に、電話が……

遠い愛知の地では地震の直接の被害はなかったものの、部品が入ってこないことから仕事にならず、今週いっぱいは自宅待機で有給消化だそうだ!

これで丸2週間。

夏休みも正月休みもゴールデンウィークでも2週間もの休みなんて有り得ないのに……!

愛知でもここまでの影響が出るとは、まさに想定外。
でも、踏ん張りどころなんだろうな。

がんばれ日本!

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2011/03/20 (Sun)

今日は夕方から生憎の雨模様となりましたが、それでも日中は風も柔らかく暖かで、穏やかな日でした。
昨日・今日の暖かな気温のおかげでしょう。
桜の種類によっては一気に花を開き始めました。
110320_1258~01.jpg
早い物で、もう2週間もすると、ここ名古屋では満開の桜が見られる事でしょう。

当家の旦那ちゃんも先週1週間は職場全体が操業停止。週が明けても仕事量が少ない事から操業はするものの全員は必要ないらしく、有給を使っての休みです。

直接の被害は無くとも、全国でそうした影響は出ていることでしょう。
被災地ではそれどころでも無いでしょうから、贅沢な悩みなんですけどね……

色々な意味で、日本全国に春が来てくれる事を、祈るばかりです。

 

さて、暢気な我が家の娘達は、非常に元気に今日も走り回ってます。
3月に入ってクロレラを与え始めたアリス。
当然ながら、今のところまだまだ変化は見えません。
目は真っ白に濁ったままです。
が、そこはアリスゆえに……

家人が出かける(買い物)準備を始めると、散歩に行けると勘違いしたアリスが例によって転げ落ちそうな勢いで2階から走り降り、その勢いのままキッチンへ……
古い家で実に邪魔な所に柱が立っているのだが、そこへ『ゴッチン!』

すっごい音がしたもんだから、夫婦で驚いて慌てて駆け寄ろうとしたのだが……

全く気にもとめていない当犬は、期待に充ち満ちた眼差しでこちらを見上げ、待ちきれない様子で足踏みをしながら、しっぽを猛然と振り回しております。

「……えーと……大丈夫、みたいだけど、大丈夫? つか、ごめん、散歩じゃないの。お留守番しててね」

上を向いて円を描いて振られていたしっぽが、しゅ~んと、下がる。

恨めしそうな目で見上げ、プイっと犬部屋へ。

あ、拗ねた。

「……ぶつかったのは、何とも無いみたいね……」
「どんな石頭だ……」

姫も元気です。
ありがたい事です。

 

桜は良いよね!

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2011/03/17 (Thu)
自己免疫性溶血性貧血と闘う愛犬 姫の日記です。
 
 
今日は通院の日。
 
先週白血球のみ急激に増加した事からバベシア感染症の疑いも考慮して、院外へ検査に出しましたが、結果は陰性でした。
陽性だった場合は早急に薬を変える必要があるということで、検査をしました)
 
 
 
※ 今回、姫については感染が否定された訳ですが、
自己免疫性(免疫介在性)溶血性貧血、腎臓不全、血小板減少症、エイズ、自己免疫疾患、フォルビルブランド病(遺伝性出血病)、白血病、DIC(血栓で血管が詰まる重篤な病気)などと誤診されやすいということでしたので、
獣医さんの話と、私がネットで調べた事を纏めてみました。
 
 
 
 
バベシア症とは、主にマダニによって媒介されるバベシア原虫が赤血球に寄生することで引き起こされます。
 
型別の症状は以下の通り。
 
劇症型
低体温、ショック、昏睡、血栓により全身の血管が詰まる、代謝性アシドーシス(腎機能の衰えで体が酸性になる)。
幼犬、老犬など体力の無い場合は死に至るケースも少なくありません。
 
急性型
溶血性貧血、血尿、脾臓の肥大、黄疸、リンパ節障害、嘔吐など。
 
慢性型
犬の免疫力とバベシアが釣り合っている状態。
犬の免疫力が勝っている時は、これといった症状は出ない。
が、バベシアが優位になると、発熱や食欲不振、咳、便秘、下痢、胃潰瘍、口内炎、腹水、皮下出血や発疹、白血球数や血小板の減少、てんかん発作、肝臓値(GOT、GPT)の増加、脾臓の肥大、といった症状が現れる。
 
キャリアー
感染による症状から回復した後も、バベシア原虫を体内から完全に駆除する事が困難な事から、症状の無いキャリアーとなる。
完治したわけではない為、体力低下や免疫力の低下で再発する可能性がある
 
 
対処方法
残念ながらバベシアを完全に除去できる治療薬は、今のところありません。
抗原中薬の『ガナゼック・イミゾール』や抗菌剤の『トリブリッセン』、抗生物質の『クリンダマイシン』などでバベシアの増殖を抑える治療を行います
 
検査方法
今回、姫が行ったのはPCR法というもの。
これはバベシア原虫のDNAで判定する方法です。
投薬の影響も少なく、かなりの高感度で判定が可能だそうです。
(どうしても院外検査になってしまうので、検査費用はお高めです。が、治療法が違うということで、必要性は高いのかな、と)
 
感染経路
ダニを媒介とする感染が主な様ですが、他に輸血や母子感染の可能性もある様です。
 
 
 
以上です。
 
一番最初に飼った犬をフィラリアで亡くしてしまった苦い思い出から、フィラリア対策には熱心だったけれど、ダニ対策はそこまで真剣に考えてませんでした。
が、同じくらいに恐ろしい様です。
感染の判定が難しいのが、難点ですよね。
将来的には現在のフィラリア症と同じくらいに判定が簡単になると良いのにな、と、切に祈ります。
 
 
 
 
さて、肝心の今日の血液検査の結果は以下の通り
4月は健康な頃の数値(毎年フェラリアの検査で採血するついでに、健康診断をしてもらってます)
項目
基準値
4月
03/10
03/17
WBC 白血球
60~170  102/ul
112
271
118
RBC 赤血球
550~850  104/ul
651
530
561
HGB ヘモグロビン
12~18  g/dl
17.1
12.3
12.6
HCT 赤血球容積
37~55  %
53.2
37.3
38.7
MCV 平均赤血球容積
60~77  fl
82
70.4
69.0
MCH
19.5~24.5  pg
26.3
23.2
22.5
MCHC 血色素濃度
32.0~36.0  g/dl
32.1
33.0
32.6
Plt 血小板
20.0~50.0  104/ul
50.4
84.5
73.0
GPT AST (肝機能)
17~78 U/L
 
58
 
ALP アルカリフォスターゼ(胆道)
47~254 U/L
 
160
 
 
心配していた白血球値を含め、大変に良好な値に収まってくれました!
結局原因はよく分からないままですが、ともあれ、ひとまずステロイドを止めます。
併せて胃薬もストップ。
今週は抗生剤のみの投薬となります。
 
あとは来週の検査結果次第。
このまま安定してくれることを、期待してるよ!
 
 
 
 
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2011/03/17 (Thu)
今日は名古屋でも雪がちらつく荒れ模様となりました。
東北で厳しい避難生活を送っていらっしゃる方々のご苦労はいかばかりかと、胸を痛めるしかない日々です。
被害に遭われた皆様には、心よりお見舞い申し上げます。
一日も早い復興を、ただただ、お祈り申し上げます。
 
 
人命は勿論なのですが、犬や猫といった、家族の一員であるペット達も同様に被災しています。
ペットを飼っている被災者の方にとっても、気がかりな部分でしょう。
 
 
情報は少ないですが、既に動き始めた愛護団体もあるようです。
 



こちらの団体様は広島で活動を展開しているそうです。
HPはこちら。
 
支援金受け付けの郵便振替口座への送金で、備考に『東北大震災義援金』と記載すれば義援金として受け付けてもらえるそうです。
 
自分自身に余裕があるわけではないけれど、同じくペットを飼う人達にとって少しでも助けになれれば良いな、と、感じます。
 
 
 
 
因みに、先日フジテレビで放送され物議を醸すこととなった2匹の犬は、無事に保護されたそうです。
ブッチ・ジャパンというペットフードメーカーの社長さん達の活動で、2匹共無事に保護され、茶色の犬は茨城のシェルターでしっかりとご飯も食べているそうで。
白い方、蹲ったままだった犬は水戸の獣医師さんの元で療養中だとか。
 
2匹共首輪に飼い主情報があり、飼い主が判明しているそうです。
(他にも多くのペットを保護したそうですが、現在の所こちらの会社では義援金は募っていない様です)
 
 
 
万が一の時の為の愛犬達の備えについても、考えさせられますね。

 
一人でも多くの人の目に止まりますように。

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2011/03/10 (Thu)
自己免疫性溶血性貧血と闘う愛犬 姫の日記です。
 
 
今日は通院の日。
 
今日は珍しくもシェパードくんとブッキング。
 
大型犬の比率は少ないらしく、大型犬と待合室で出くわす事は滅多に無いのだが……(過去の遭遇はせいぜい2~3回か……越してきてから6年通ってるけど)
看護師さん達の気遣いで直接の接触を避けつつ、待合室の両端に。
 
が、そこへ不運にも
「初めてなんですが……」
と、チワワちゃんが……!
 
真ん中に座ったチワワちゃん。
 
右を見て、左を見て……ぶるぶる……
 
「あぁぁぁぁ……怖いよね!? ごめんねぇ」
 
両側から謝っても、当たり前だけどチワワちゃんの慰めにはならないだろう。
 
結局、苦笑と共に、看護師さんが早々に診察室へ脱出させてくれました。
問診票すら落ち着いて書ける状態じゃなかったからね(笑)
 
ごめんなさい。不用意にアリスを伴って行くのは考え物でした。
反省です。
(来週は正当な理由で連れて行く予定。健康診断とフェラリアの予防薬をもらうのだ)
 
 
 
さて、今日の血液検査の結果は以下の通り
4月は健康な頃の数値(毎年フェラリアの検査で採血するついでに、健康診断をしてもらってます)
項目
基準値
4月
03/03
03/10
WBC 白血球
60~170  102/ul
112
151
271
RBC 赤血球
550~850  104/ul
651
515
530
HGB ヘモグロビン
12~18  g/dl
17.1
12.0
12.3
HCT 赤血球容積
37~55  %
53.2
36.7
37.3
MCV 平均赤血球容積
60~77  fl
82
71.3
70.4
MCH
19.5~24.5  pg
26.3
23.3
23.2
MCHC 血色素濃度
32.0~36.0  g/dl
32.1
32.7
33.0
Plt 血小板
20.0~50.0  104/ul
50.4
84.4
84.5
GPT AST (肝機能)
17~78 U/L
 
 
58
ALP アルカリフォスターゼ(胆道)
47~254 U/L
 
 
160
 
腎機能・肝機能は正常値に戻ってくれました。
昨日の朝一時的に血色が悪かった気がしたのは、やはり気のせいだったらしい。良かった。
 
が、白血球が……!
 
……と、いうわけで、院外検査に回される事になってしまいました。
 
なかなか上手く行かないものです。
 
 
さて、春と言えば、そろそろ狂犬病の予防接種の季節がやってきます。
もうじき、ハガキが来ちゃうよね……
(因みにウチはずっと獣医さんで打ってもらってます。昔、実家の母が「流れ作業で荒っぽく扱われるから嫌だ」と言い出して、獣医さんに訊いたら、病院でも打てると言ってくれたので、それ以来)
 
免疫を抑制してるから、ワクチンも延期中なわけだが、狂犬病の予防接種は義務だよね。
ハガキが来ちゃったら、姫はどうすれば良いの?
 
勿論、延期。
 
尚、行政で管理するのは実は4~6月の間だけなんだそうです。
だから「集団接種」に合わせて纏めてハガキを出すんだそうな。
 
法的には8月だろうが12月だろうが、1年に1回接種さえすればOK。
 
6月まではまだ3ヶ月もあるので、多分、それまでには接種できると思う。
もしダメでも、確認の電話が来るだろうから「治療中の為、延期しています」と言えば大概済んじゃう筈。
証明書が求められたら、その時はすぐに発行(有料だけど)するよ。
 
との事。
 
老犬で予防接種受けるだけの体力が無い犬なんかは、そうして医師判断で免除されているのだそうだ。
 
 
30年も犬を飼ってるのに、本当に知らない事がたくさん有るわ……
 
 
因みに、フェラリアの予防薬は、治療中の薬とはぶつからないので、飲ませても良いのだそうです。
 
 
 
 
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■ プロフィール ■
HN:
風間
性別:
女性
自己紹介:

ハチ(オス)
ラブラドール・レトリーバー
2011年7月3日生まれ
介助犬候補として生まれるも、身体的な理由でキャリアチェンジ
2012年11月10日に我が家にやって来た
大柄だが不器用でビビリな優しい子


ぼたん(メス)
ウェルシュ・コーギー・ペンブローク
2013年3月22日生まれ
生後7ヶ月までペットショップで売れ残っていた
オヤツの為なら体格差4倍近いハチ兄ちゃんも蹴散らす食欲魔神なヤンチャ姫


★実家の犬達★

陸&海
実家のジャック・ラッセル・テリア兄妹
暴君と女帝の呼び名を冠する最強コンビ


★お星様になった先輩犬★

アリス(メス)
ラブラドール・レトリーバー
2000年11月5日生まれ
2012年9月29日没
地震も雷もへっちゃらでヘソ天で寝ていられる程、いつでもどこでも泰然と構え(すぎ……(^_^;))ていたマイペースっ子


姫(メス)
ウェルシュ・コーギー・ペンブローク
2001年7月13日生まれ
2013年10月9日没
2011年1月に『自己免疫性(免疫介在性)溶血性貧血(IMHA)』と診断を受けて2年9ヶ月に亘って闘病を続け生き抜いてくれた 『転げまわる婆』 な、お転婆老犬
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