そんな愛犬の経過を中心に、日々のアレコレを綴り始めたのが切欠のブログです
現在は、介助犬候補だったキャリアチェンジ犬のハチと、売れ残り犬 ぼたん のドタバタ日常日誌です
雨も上がって、爽やかな朝。
明るい陽射しに、お花も喜んでいる様で、なんだかウキウキ。
天気予報からは、敢えて目を背けたい朝です (*´∀`*)
お昼現在、屋外の温度計は31℃を越しました。
も、無理。
エアコン始動!
ふ~~~~~~~…… (*´∀`*)
さてさて。
今日という日は、我が家にとっては、ちょっと特別な日。
姫の病気が、発症1年後の生存率50%と知ったあの日から、今日という日を迎える事が、まずは一つの目標だった。
今日、姫は生きて、11歳の誕生日を迎えました。
発症当時、姫はまだ9歳。
毎日走り回って、アリスに齧り付いて、よく食べて。
元気で賑やかで。
そんな楽しい時間が、もっとずっと当たり前に続くんだと思っていた……
突然にご飯を食べなくなって、そこからたった1週間位で、意識も朦朧とした状態にまで悪化。
何が何だか分からなかった。
何でそうなる?
ほんの10日前までは、走り回ってたのに。
毎食、見張りに立たないと、アリスのご飯まで横取りして食べちゃう位だったのに。
呼んでも顔も上げず、表情さえ一切動かない姫。
寝床で身動ぎもしない姫に、数時間置きにスポイトで少しずつスープ状の介護栄養食を飲ませながら、これは何の冗談か、と……
診断は、自己免疫性溶血性貧血。
何の呪文だ!?
最初はそうとしか思えなかった、聞いた事も無い病気。
その時唯一理解できたのは、姫が死ぬかもしれないんだ、という事だけ……
だから、10日前までは、普通に元気に走り回ってたんだってば。
この2~3日が正念場って、何なの、その突飛さは?
頭、真っ白です。
午前中にステロイドを注射。
「薬が効いてくれたら良いけど……夕方の状態次第では、アリスさんにも一緒に来て貰って、検査して合うなら、輸血しましょう」
「はい……はい………………は?」
30年も犬飼ってきてたのに、知らない事ばかり。
犬って、輸血できるんだ。
頭の中とっちらかって碌に考えも纏まらなくて、実は先生の説明がいまいち理解できないまま、適当に相槌打って。
連れて帰って看病しながら、合間合間にやっと改めて色々と調べてみて……
『生存率50%』の文字ばかりが目に飛び込んでくる。
一時は、絶望感に飲み込まれそうで、どうしようもなく泣けて、泣けて……
幸いにも、ステロイドが効いてくれて夕方には、何となく目の焦点が合ってきたので、どうにか輸血も回避。
後日知ったけど、姫の状況って、もの凄く恵まれてたのね。
「犬に輸血って、できるんだ」
そう思うのは、私だけじゃない。
出来る事すら知らなかった飼い主は、それでも大半は自力で供血犬を探さなければならないのだそうだ。
病院によっては供血犬の飼育をしているけれど、その数は少ないし、人間の献血同様、一度供血したら数ヶ月は間を空けなければいけない。
だから、突然に輸血を迫られた飼い主さんは、テンパって動揺しまくってる中で、ドナー探しもしなければいけなくなる。
どんな切羽詰まった状況であっても、供血犬が見付からなければ、輸血は出来ない。
本来は「じゃあ、しましょうか」で出来る事じゃない。
その点では、ウチにはアリスが居たから、一切苦労が無かった。
同じ病気に苦しむ人達が集う、サイトも有って、必要な情報も容易に知り得た。
あ、なんか最初に思ったよりも、大丈夫かも。
何とかなるかも。
姫も頑張ってる。
結局、一進一退で、心配する様な事もたくさん有ったけど。
なんだかんだで、たくさんの人に支えられて頑張れた、1年半。
細かい事にいちいち一喜一憂しながらも踏ん張って、ちゃんと家族全員揃って、今日を迎えられました。
で。
こんなケーキを注文しちゃいました (≧∀≦)
楽天経由『ペット用手作りケーキ みちどっぐ』さん作、似顔絵ケーキ!
おめでたい日なので、飼い主サイドもご馳走です! (≧∀≦)
夜勤のパパちゃんに合わせて、お昼に簡易パーティーできる様、昨日から準備をしていたミートローフ~ (^O^)v
(昼間っからビールを飲むわけにいかないのが、残念!(´д`))
揃って記念写真も!
ケーキに気を取られまくりなアリ姫は撮影どころじゃないのだが……
……まぁ、良しとしよう ( ̄∇ ̄)
実は今朝は全くご飯を食べなかった姫に心配していたのだが……
めちゃくちゃガッツイてます。
(手ブレじゃないですよ! 食器はブレてないから!)
姫のお祝いなので、図体サイズを無視して、アリスと半分こ♪
猛然と食べて、奇麗に完食!! \(^O^)/
もう、しつこい、って位に、お皿と床を舐めたくるオマケ付き。
大変に美味しかったみたいです。
ごちそうさまでした♪
来年も、再来年も、お祝いできる様に一緒に頑張ろうね。
↓
ハチ(オス)
ラブラドール・レトリーバー
2011年7月3日生まれ
介助犬候補として生まれるも、身体的な理由でキャリアチェンジ
2012年11月10日に我が家にやって来た
大柄だが不器用でビビリな優しい子
ぼたん(メス)
ウェルシュ・コーギー・ペンブローク
2013年3月22日生まれ
生後7ヶ月までペットショップで売れ残っていた
オヤツの為なら体格差4倍近いハチ兄ちゃんも蹴散らす食欲魔神なヤンチャ姫
★実家の犬達★
陸&海
実家のジャック・ラッセル・テリア兄妹
暴君と女帝の呼び名を冠する最強コンビ
★お星様になった先輩犬★
アリス(メス)
ラブラドール・レトリーバー
2000年11月5日生まれ
2012年9月29日没
地震も雷もへっちゃらでヘソ天で寝ていられる程、いつでもどこでも泰然と構え(すぎ……(^_^;))ていたマイペースっ子
姫(メス)
ウェルシュ・コーギー・ペンブローク
2001年7月13日生まれ
2013年10月9日没
2011年1月に『自己免疫性(免疫介在性)溶血性貧血(IMHA)』と診断を受けて2年9ヶ月に亘って闘病を続け生き抜いてくれた 『転げまわる婆』 な、お転婆老犬