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1年後の生存率が50%以下だという難病『免疫介在性(自己免疫性)溶血性貧血(IMHA)』に罹ってしまった姫

そんな愛犬の経過を中心に、日々のアレコレを綴り始めたのが切欠のブログです

現在は、介助犬候補だったキャリアチェンジ犬のハチと、売れ残り犬 ぼたん のドタバタ日常日誌です
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2011/06/21 (Tue)

昨夜から早朝にかけては雷も鳴る荒れた天気だったが、朝には止んで、日中は久しぶりの太陽が!!!!!

明日はまた雨らしい。天気予報では。

今のうちに散歩行くぞーーーーー!


揃って大はしゃぎの所を、誠に申し訳ありませんが……
「ごめん、姫は留守番ね……」

皮膚炎も落ち着いてるし、見た目は元気なんだけどねー……ごめんよ……


 

さて。
ボーンがやたらお気に召したらしき、アリス。
むしろ、気に入りすぎ。

昨日、噛み砕いた欠片が、アリスだと飲み込んでしまえそうなサイズ(でも消化不良で吐きそうな大きさ)だったので回収しようと手を出した私に、とうとう噛み付きかけた。
(姫にご飯取られても怒らない、飼い主なら尚更で。コレは本当に初の出来事)

かけた、だけで未遂なんだが。
当然それくらいで怯む飼い主では無いので、返す手でバチコーン! と……

すぐに我に返って、途端にショボーン……
いつもなら少々しかられても、愛想振ってご機嫌を取りに来るのに、流石に物凄く反省したらしい。

しっぽも振らず、それきりボーンも囓らず、ショボ~ン……

えーとぉ……
未遂だから! ね?
うっかり反対に慰めにかかる、飼い主(笑)

ボーンを目の前に差し出してあげても、受け取らない位にショボ~ン……

3度目で漸く、受け取ってくれました。
本気で応えたらしいね。

今日は囓ってる最中にどうちょっかいかけても、うんともすんとも言わない(笑)

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2011/06/17 (Fri)

自己免疫性溶血性貧血と闘う愛犬、姫の日記です。

先週月曜日に貧血診断を受けたばっかな、姫た。

梅雨に入ってから気を付けては居たのだが……
実はその当日夜から、カイカイ……
ひっくり返してみるとアラ、ビックリ!
腹部全面が発疹で真っ赤っか……
夕方までは何とも無かったのに(泣)

即刻お風呂へ!
まぁ、皮膚炎は恒例行事なので。

普段から姫には処方されている薬用シャンプーを使ってるので、こういう時は、とにかくまず、シャンプー。
なにせ、原因は皮膚の雑菌。
健康な皮膚状態の犬なら自浄作用で『へでもない』筈なのだが、姫はこれが元々弱いらしい。
現にアリスは1度も発症しない。
(なので、アリスのシャンプーは市販の安いのです!(笑))

殺菌作用が有る薬用シャンプーなので、発症してすぐだと、上手くすれば病院へ行かなくても押さえ込める。

今回も、翌朝には落ち着いて、その日は無事にクリア。
と、安心したのだが、水曜にはまた発疹。
再度、シャンプーして落ち着くも、木曜夜にはまた発疹。
繰り返し……
本日金曜、諦めて病院へ行きました。

うん、ココまで来ると、シャンプーだけでは追いつかないので。
一応ねぇ、貧血起こす以前に皮膚炎時用に余分に処方されていた抗生物質とステロイドの置き薬が少しだけ有るには有るんだけど……
流石に現状では自己判断では飲ませられない。

シャンプー効果か、状態の割には皮膚上の菌は少なかったけど。
とはいえ、残念ながら『いつもの皮膚炎』です。
かなり痒がっているので、このままでは傷になる危険が有り、やはり薬は飲ませた方が良さそうだ。
貧血の状態次第ではステロイドがまたいつ必要になるとも知れず、今の時点では使いたくないので。
痒みを抑えるのには抗ヒスタミンを選択。
と、菌対策に抗生物質。

皮膚炎で選択する抗生剤としてはラリキシン錠が通常は第一候補らしい。
が、以前にこの薬で嘔吐が有ったとカルテに書いてある……らしい……
(本日、院長先生お休みの日)

えー……?
き……記憶に無い……
皮膚炎、繰り返しすぎてて、よく解らなくなっている……

ラリキシン錠より若干お高めの抗菌剤、ビクタスS錠(1回20mg)と、抗ヒスタミン剤はホモマレルミン錠10mgを処方して貰いました。


痒いのも痛いのも姫で、勿論好きで発症している訳では無いわけで……

 


も少し、お財布に優しい犬になってくれると、母ちゃんは泣いて喜ぶ……


うん。
言っても詮無い事はよ~く解ってるんだけどね。
(そもそも、そんなん言い出したら私自身も医療費は掛かってる方だし、おまけにソレで仕事も辞めてるクチだもんなぁ……言う資格は無い……)

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2011/06/16 (Thu)

牛骨の燻製。
真ん中の細い部分だけが残ったボーン。
今でも姫は時々ガジガジと囓ってるけど、時間を決めて取り上げなくても、出しっ放しにしておいても、食べ過ぎの心配が無い程度には、2匹共興味を無くした。

そろそろ、飽きたかな?


と、思っていたが……

なんの事は無い。

大分ちびて、おまけに割れて尖った部分が出てきたボーンは、そろそろゴミ箱へ行って戴いて、新たな袋を開けることに。

IMG_2372.jpg

 






したらば、凄かった。

やっぱり時間を決めて取り上げないといけないらしい。

というか……
ご飯を取られても唸り声一つあげないアリスが譲れない物は『おんもさん』(焼き芋)だけかと思っていたけれど。
新たに増えたらしい。

姫が近付くと歯をむき出して威嚇に唸る。

IMG_2369.jpg

おお、初めて見たぞ、アリスが本気で威嚇する姿。
逆にちょっと感心……いやいや。

ちゃんと姫は引き離しておきます。
時間が来たら交代させてあげるから、ちょーっと我慢しとこうね。
ものすっごい勢いで食べてるから、すぐ取り上げて、交代する事になるよ。
(食べ過ぎると便が硬くなっちゃうから、いくらか食べた時点で取り上げなきゃいけないのだ)


交代後のアリスは大人しく、離れた所でじーっと座ってます(笑)
名残惜しかったみたいね。
でも、また、明日。


すっかりとお口の中は綺麗になって、歯石も口臭も無しで、病院でも褒められたよん。
ボーン、良いわぁw

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2011/06/13 (Mon)
自己免疫性溶血性貧血と闘っている(現在進行形?)愛犬、姫の日記です。
 
 
2週間前にすっごい微妙な結果だった血液検査を、再度してきました。
 
このところ、午前中の顔色が良くない、気がする……
夕方以降は綺麗にピンクになってるし、食欲は相変わらず、アリスのを狙い続ける位にはイヤシンボだし、毎日元気に走り回ってるし……
やっぱり『気がする』だけなのか? 正直自信が無い。
 
もう、なんもかんもが微妙だ。
 
と、伝えて、検査です。
 
 
 
今日の血液検査の結果は以下の通り
4月は昨年の健康な頃の数値(毎年フェラリアの検査で採血するついでに、健康診断をしてもらってます)
項目
基準値
4月
05/30
06/13
WBC 白血球
60~170  102/ul
112
103
99
RBC 赤血球
550~850  104/ul
651
608
572
HGB ヘモグロビン
12~18  g/dl
17.1
11.7
11.3
HCT 赤血球容積
37~55  %
53.2
37.5
35.9
MCV 平均赤血球容積
60~77  fl
82
61.7
62.8
MCH
19.5~24.5  pg
26.3
19.2
19.8
MCHC 血色素濃度
32.0~36.0  g/dl
32.1
31.2
31.5
Plt 血小板
20.0~50.0  104/ul
50.4
20.9
30.7
 
 
……………またも微妙な結果になりました。
 
 
やはり若干貧血傾向。
 
飼い主申告を受けて念の為、肝臓腎臓関連の検査項目も足し、黄疸の有無も見る。
こちらは幸いにもオール基準値内。
分離した血漿も綺麗な色で、黄疸は確認できず。
 
    *****(補足)
 
黄疸は血液中にビリルビンという色素が増えることにより起こります。血漿成分が黄色に変色するほか皮膚や粘膜に色素沈着することにより白目やハグキが黄色くなります。
ビリルビンは赤血球が壊されたときに出るヘモグロビンからできる色素で、主に肝臓で合成され胆汁を通じて糞便に排出されます。赤血球の破壊亢進や、肝臓自体の病気、胆管・胆嚢の閉塞により血液中のビリルビンが増加します。
 
免疫介在性溶血性貧血、フィラリアの急性症状「ベナケバシンドローム」、バベシア症、ヘモバルトネラ症、タマネギ中毒などで起こる黄疸を『溶血性黄疸』と分類します。

赤血球が破壊され、大量のヘモグロビンが血中に放出されることによりおこります。軽度~重度の貧血や、時に血漿の赤色化が見られます。
重度の黄疸になることはまれです。

 
 
   *****
 
 
以上の結果を見て。
 
院長「姫ちゃんにすこーしだけ、太って貰ってみましょう」
 
私 「へ!?」
 
院長「この病気は繰り返す危険があるので……黄疸が出てたり、ヘモグロビン値が11を切る様なら、すぐにでもステロイド再開しないといけないかな、と正直思ってたんですけど、微妙な数値だし、内臓に深刻な影響はまだ出てないし」
 
私 「でも、今、良い感じの体型ですよね? 太らせるって、どの位……?」
 
院長「ええ。筋肉も付いていてガッシリした理想的な体型です。でも、毛艶悪くなってきてますよね」
 
私 「……換毛期でアンダーコートがごっそり無くなって、ごわついて見えるだけかと……」
 
院長「残念ながら……
それと、血圧が下がっちゃってます。血の巡りが悪くて起き抜けに顔色が悪く見えるんでしょう。動いて血圧がいくらか上がってくると、血色が戻るんですね。で、栄養が十分に行き届いていないんです。
だから今の時点ではまだ、栄養状態を改善してあげれば、造血が追いついてくれる事が期待できるわけです。
ステロイドを使うより、姫ちゃん自身の力で回復してくれるのが、とにかく1番良い事なんで。
今11.3kgだから………………取り敢えず11.7kgを目指すということで、少し様子を見ましょう。
今まで通り見ていてもらって、おかしいと感じたらすぐ連れて来て下さい。
何事も無ければ、1ヶ月後に検査しましょう」
 
 
と、いうことになりました……
 
基本的には、元気です。
でも、やっぱり怖い病気なんだなぁ……
 
寛解したー! と喜んだ3ヶ月前から、検査結果を並べてみると、じ~わじ~わと、数値が下がり続けて今日に至る。
全然思うようには行ってくれないなぁ……
 
 
と、いうことで。
今日の夕方のお散歩は大事をとって、姫は留守番。
可哀相だけど、少しの間、別行動にしようと思う。
 
お散歩友達に心配されて、病気の事を話してみると……
なんと、JRTのうちの1匹のママさんも、この病気なのだそうです。
人間にも見られる病気だとは聞いていたけれど、まさかこんな身近にいらっしゃったとは……!
彼女の病状は治療が必要なほど深刻では無く、定期的に色んな検査を受けているだけだそうで、何よりです。
 
 
原因不明なのが、どうにもこうにも、もどかしいですよね。
1日も早く原因が判明して、有効な治療方法が見付かる事を、祈るばかりです。
 
 
↓ 頑張れ、皆!

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2011/06/11 (Sat)

そういえば、先週末の事なんですが……
夕方から雨が降るという予報を受け、犬の散歩を早めに行く。

ちょうど近くの小学校の下校時刻とブッキング。

愛犬の糞の始末をしている最中に、2人連れの女の子が「かわい~w」と、寄ってきてくれる。
が、ちょっと待ってね、始末を先にしちゃうから~


と思っていると……


「あれはなーに?」
「う○ちだよ。犬のう○ちは、あーゆーのなの。最近あっちこちに落ちてるでしょ」


同じ犬を飼う人間として、微妙に申し訳なく感じる会話が…………


引っ越してきた頃はそうでもなかったんだけど、放置された糞が最近急に増えてきたな、と、感じていた。
落書きと同じで、誰かが始めると「あ、良いんだ~」ってなる人が多いのだろうなぁ。
と、非常に残念に思ってはいたが……


「うん。本当は飼い主がちゃんと拾って持って帰らないといけないんだけどね……」

と返事をすると、ませた感じの小学2年生くらいだろう女の子が、糞入りビニール袋をカバンにしまう私に、にっこりと

「偉いですねぇ!」

 

「はい。飼い主の責任だから」

 

子供達は大人の行動をちゃんと見てるよ!

この子達に恥ずかしくない行動をとれる大人であれ!

そう、改めて感じた出来事でした。
 

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■ プロフィール ■
HN:
風間
性別:
女性
自己紹介:

ハチ(オス)
ラブラドール・レトリーバー
2011年7月3日生まれ
介助犬候補として生まれるも、身体的な理由でキャリアチェンジ
2012年11月10日に我が家にやって来た
大柄だが不器用でビビリな優しい子


ぼたん(メス)
ウェルシュ・コーギー・ペンブローク
2013年3月22日生まれ
生後7ヶ月までペットショップで売れ残っていた
オヤツの為なら体格差4倍近いハチ兄ちゃんも蹴散らす食欲魔神なヤンチャ姫


★実家の犬達★

陸&海
実家のジャック・ラッセル・テリア兄妹
暴君と女帝の呼び名を冠する最強コンビ


★お星様になった先輩犬★

アリス(メス)
ラブラドール・レトリーバー
2000年11月5日生まれ
2012年9月29日没
地震も雷もへっちゃらでヘソ天で寝ていられる程、いつでもどこでも泰然と構え(すぎ……(^_^;))ていたマイペースっ子


姫(メス)
ウェルシュ・コーギー・ペンブローク
2001年7月13日生まれ
2013年10月9日没
2011年1月に『自己免疫性(免疫介在性)溶血性貧血(IMHA)』と診断を受けて2年9ヶ月に亘って闘病を続け生き抜いてくれた 『転げまわる婆』 な、お転婆老犬
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